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授業科目名
担当教員
基礎物理学II
宗久 知男
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253202 F 2 F 1 後期 III
[概要]
コンピュータのハードウェアつまり、パソコンそれ自体は電子回路によって構成されている。抽象的にはデジタルとして捕らえれば、電子回路の知識もさほど必要がないが、ハードウェアの特性を理解をする上で電子回路の知識、理解が必要である。この技術を学問として支えているのが電磁気学である。また、インターネットなどの観点からも、電磁気学の重要性も増している。それはこれらの通信技術が電磁波、つまり、電波で行われているからである。この講義では静電場、電流、静磁場、電気誘導の基本法則を学び、電磁波に対して直感的理解を目標とする。
[具体的な達成目標]
(1)クーロン力、電界、電位ポテンシャルを理解して、その関係を説明できる。<BR>(2)電荷の保存則を理解して、コンデンサー、抵抗の電気回路の適用できる。<BR>(3)磁気の性質、アンペールの法則、電磁誘導を理解して、交流回路に適用できることを説明できる。
[必要知識・準備]
高校物理IB および IIの知識、理解を前提に講義を行う。また「基礎物理I」で学ぶ物理の基本法則に十分理解していることが望ましい。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 60  %電界、電位、磁界、ベクトル積、ローレンツ力、誘導起電力、コイル、過渡現象 
2試験:中間期 40  %クーロン力、抵抗、コンデンサー回路 
[教科書]
  1. 工科系の基礎物理学, 学術図書出版, ISBN:4873610974
[参考書]
  1. 高校物理IB および II
  2. やさしく学べる基礎物理, 森北出版, ISBN:4627152817
[講義項目]
1.クーロン力<BR>2.ベクトルと重ね合わせ<BR>3.電界と電荷の保存則<BR>4.電気力線<BR>5.電位ポテンシャル(電圧)と導体<BR>6.誘電体<BR>7.コンデンサーと回路<BR>8.電流と抵抗<BR>9.中間テスト、磁石とローレンツ力<BR>10.ベクトル積<BR>11.ビオサバールの法則(アンペールの法則)<BR>12.直線電流による磁界<BR>13.電磁誘導<BR>14.コイルと交流回路<BR>15.まとめ、テスト、問題解説
[教育方法]
各講義のなかで20分ぐらい時間で演習問題を解いてもらす。この演習問題と同程度である、中間試験、定期試験を行い、達成度をみる。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
(C)問題を形式的にモデル化し,そのモデルを基に問題解決する知識と技術を習得する.
[その他]
(未登録)