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授業科目名
担当教員
線形代数学II
本田   建
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
251010 B 2 I 1 後期 III
[概要]
 前期の線形代数学Iに引き続き、この講義では抽象的な線形空間および線形写像の概念を学ぶ。多くの例などに触れながら,これらの概念を習得できるように講義していく予定である。幾何ベクトルおよび固有値についても触れる。また、時間があれば,ベクトル解析の一部分も解説する。
[具体的な達成目標]
ベクトル空間における基底と次元を理解し、線形写像の表現行列を求めることができ、基底の変換ができるようにする。与えられた行列の固有値を求めることができること。本講義の理解度を計る目安として,標準問題集が用意されている。この問題集の70%以上を自力で解決できることが要求される。逆にいえば,70%以上を自力で解決できれば本講義の最低限の目標は達成されたものと認められる。理解できない箇所がある場合にはオフィスアワーに教員室を訪ね,理解を深めておくよう期待する。各自勉学の計画をたて,学習目標を達成することを期待する。
[必要知識・準備]
 前期の線形代数学Iにおける行列、行列式の基礎的な演算方法は理解しておくこと。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %試験範囲の課題が理解できているかどうか 
2試験:中間期 30  %試験範囲の課題が理解できているかどうか 
3小テスト/レポート課題 15  %与えられた課題に対し真面目に取組んでいるか 
4平常点/受講態度 15  %真面目に受講しているか 
[教科書]
  1. 小平平治, テキスト 線形代数, 共立出版, ISBN:4320017102
[参考書]
  1. 小平平治, クイックマスター 線形代数, 共立出版, ISBN:4320015428,
    ( 参考書:必要があれば授業中に紹介する。)
[講義項目]
  1.ベクトル空間(1)<BR>  2.ベクトル空間(2)<BR>  3.基底と次元<BR>  4.線形写像<BR>  5.線形写像の表現行列<BR>  6.内積空間<BR>  7.ユニタリー変換・直交変換<BR>  8.中間評価(試験など)<BR>  9.固有値・固有ベクトル(1)<BR> 10.固有値・固有ベクトル(2)<BR> 11.行列の対角化<BR> 12.行列の三角化<BR> 13.正規行列、指数行列<BR> 14.線形微分方程式<BR> 15.総合評価(試験など)
[教育方法]
教科書に沿って授業をおこない、具体的な問題を解いて解説を行う。理解しているか確認のための小テストを不定期に行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械情報コース》
(B)工学のための基礎知識
機械工学を学ぶ上で基盤となる数学、物理や化学などの自然科学と情報技術の基礎知識を習得し、これらを機械工学へ活用できる能力を身につける。
(C)機械工学の専門基礎知識
機械工学についての基礎知識を修得し、これらの知識を活用することにより機械工学に関連する諸課題を創造的に展開する能力を身につける。
[その他]
オフィスアワー:後期火曜日5時限にA1−155の教員室で質問・相談を受付ける。