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授業科目名 数学演習I
時間割番号 192186
担当教員名 小池 健二
開講学期・曜日・時限 後期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
数学教育専修・数理情報コースの一年次生に限る。<BR>且つ、上記の学生は必ず受講すること
<授業の目的および概要>
線形代数学の標準的・基本的・定石的な計算例、引っかかりやすい罠,一寸したコツ等の訓練。本体の講義で時間的制約等で触れ難かった事の注意をする。線形代数の計算は皆が同じ間違いをし易いのでそれの解説をする。体力・腕力が必要。2度はしたくないが、1度は自力で計算を経験する要がある。
<到達目標>
申告のみして普段出席しない人は期末試験の時にまともな解答ができないので、合格は難しい。
<授業の方法>
線形代数学I・IIのテキストを利用。適宜、他プリントも使用。毎回、時間中の計算を提出させる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %目的・概要を参照 
2平常点/受講態度 30  %ほぼ毎回解答を提出させる 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 「線形代数学I・II」のテキストを毎回持参すること。度々プリントを配布する。
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
・ベクトル空間であるかどうか、部分空間であるかどうか。<BR>・掃き出し法;連立1次方程式・解の自由度・係数行列の階数・ベクトルの組の与える次元、計算上のコツ・用心すべき事、行の基本変形<BR>・1次結合、1次独立・底・次元、係数体<BR>・「c・X=0ならばc=0またはX=0」と「公理 1・X=0」<BR>・線形写像、その行列表示<BR>・同じ空間の「底の変換」、線形写像の行列表示の底の変換との関連<BR>・次元公式;部分空間のと、線形写像のと2種有り<BR>・階数;行列のと線形写像のと2種有り<BR>・部分空間の2つの表示と行列・ベクトルとの関係。各場合の底の求め方<BR>・複素数の3表示;x+iy,r・exp(it),2x2行列 {{x, -y},{y, x}} の相互の関係と役割<BR>・正方行列の標準形・対角化・固有値・固有ベクトル;Jordanの標準形(これは時間切れになることが多い)<BR>・内積