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授業科目名 自然科学論(自然科学の体系)
時間割番号 190302
担当教員名 川隅 典雄
開講学期・曜日・時限 後期・水・I 単位数 2
<対象学生>
教育人間科学部ソフトサイエンス課程2年次生
<授業の目的および概要>
古代ギリシャ以降の科学・技術の発展を、特に物理学の発展に重点を置いて、概観していきます。科学が社会から隔絶して、それ単体として発展してきたわけでは毛頭なく、社会情勢や人文思想ともおおいに連動しながら変貌を遂げてきたことを見ていきます。
<到達目標>
自然科学の発展がどのようであったか、私たちはどのように受け止めるか、講義の暗記ではなく自分で考える力をつけること。自分の専攻する学問分野と自然科学全般とのかかわりに関心を持てること。
<授業の方法>
講義形式。適宜、プリントを配布。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 60  %上記の到達目標を達成しているか。とくに考える力、科学への関心を評価。 
2小テスト/レポート課題 20  %自分で考え、他人に理解できるように記述してあるか。コピーペーストは評価外。 
3平常点/受講態度 20  %出席回数が全体の2/3未満の場合は,定期試験の受験資格なし。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 自分の専門とする学問以外に広く知識を得、考え方を柔軟にして下さい。高等学校で学んだ知識のみで大学の授業、実験などを過ごしてはいられません。興味をもち自ら学び考える習慣をつけて下さい。<BR> コピーとペイントで報告書を提出する受講者はお断りします。
<テキスト>
  1. 適宜、プリントを配布。
<参考書>
  1. 自然科学概論, 森北出版, ISBN:4627210108
  2. 自然科学入門, 学術図書, ISBN:4873613418
  3. 自然科学史入門, 東海大学出版会, ISBN:4486014359
  4. 科学論入門, 岩波書店, ISBN:4004304571
  5. 科学革命の歴史構造 (上), 岩波書店, ISBN:4000051741
<授業計画の概要>
以下の順で講義を行います。それぞれ2回の予定です。<BR><BR>1) 自然科学と体系・体系化<BR> この講義とソフトサイエンス課程、体系・体系化<BR>2) 自然観とその変貌<BR> 古代の人々の自然観、西欧の自然観<BR>3) 近代科学の方法<BR> 自然学、自然哲学、自然科学、科学の方法<BR>4) 自然の階層<BR> 階層性、スケール・機能での階層性<BR>5) 科学の革新(Innovation)と進歩<BR> 自然科学の基本的前提、科学革新(Innovation)、自然科学論争<BR>6) 自然科学の研究と社会<BR> 大学、研究機関、研究費用<BR>7) 文化としての自然科学<BR> 文化、自然と人間、環境問題