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授業科目名 英語文法論IIB
時間割番号 181033B
担当教員名 松岡 幹就
開講学期・曜日・時限 後期・火・IV 単位数 2
<対象学生>
教育人間科学部
<授業の目的および概要>
生成文法(人間が本能的に持っている、言語を獲得して話せる能力を、科学的に明らかにしようとする研究)の観点から、英語の文の構造を考える。さらに、英語を日本語や他の言語と比較し、歴史や地理や文化の違いを越えて、人間の言語に共通して見られる特徴について考察する。
<到達目標>
(1) 文法に見られる現象を観察し、それを説明し得る仮説を立て、その仮説をさらに検  証するというようにして、人間の言語を科学的に研究する方法を理解する。<BR>(2) 英語で書かれた文献を正確に理解して要約する能力を身につける。
<授業の方法>
受講者がグループ単位で、指定されたテキストの部分の内容を要約して説明する。それを補う形で、教員が板書やプリントを使って説明を行う。また、テキストの各章が終わるごとに、言語データの分析を中心とした課題に取り組む。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 60  %論理的思考能力、問題解決能力、観察・実験力 
2平常点/受講態度 10  %日常的努力 
3発表/表現等 30  %情報整理力、発表・表現力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
中学や高校で習う学校文法とは異なる視点から、英語や日本語の文の構造や意味を考えます。人間言語の文法について、自ら観察し、発見する楽しさを知ってほしいと思います。
<テキスト>
  1. Richard K. Larson, Grammar as science, MIT Press, ISBN:978-0-262-51303-6
<参考書>
  1. 柴谷方良、影山太郎、田守育啓, 言語の構造 意味・統語篇, くろしお出版, ISBN:4874240313
  2. 長谷川信子, 生成日本語学入門, 大修館書店, ISBN:4-469-21233-4
<授業計画の概要>
第1週 導入<BR>第2-3週 Trees and tree relations<BR>第4-5週 Determining category<BR>第6-7週 Revising, refining, and reconsidering<BR>第8-9週 Constructing arguments I<BR>第10-11週 Constructing arguments II<BR>第12-13週 Introducing the lexicon<BR>第14-15週 Features, heads, and phrases