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授業科目名 英語教育教材・教具論
時間割番号 163953
担当教員名 田中 武夫
開講学期・曜日・時限 後期・木・III 単位数 2
<対象学生>
教育人間科学部
<授業の目的および概要>
よい授業を行うためには、真の学びをつくり出す教師のセンスが求められる。本講座では、とくに英語の文法指導と読解指導に焦点を絞りながら、生徒の学びを引き出す教材研究および発問の仕方を具体的に考察する。本講座で議論した授業活性化のポイントを多様な指導場面で活用し、自分にあった指導方法を自分で考え出し応用できる力を身につけることを目標とする。
<到達目標>
この授業の到達目標は、英語授業における教材研究および教師発問づくりを通して、生徒の気付きを促す指導展開を深く思考することができる力を育成することにある
<授業の方法>
本講座では次のことを重視する。 <BR>・授業での発問のポイントを理解する→講義内容を理解する<BR>・教師の発問の仕方を理解する→教材をもとにした課題に取り組む<BR>・授業の活性化に関する課題に対し解決策を考える→授業中の議論・レポート提出 <BR>授業の活性化を目標に、文法指導および読解指導づくりと教師の発問の仕方に関関する講義と議論および演習形式を織り交ぜながら授業を行う。毎回の授業において各テーマに関する課題を出し、次の授業において提出するか、または発表を行うことにする。授業での講義および課題発表をもとに、グループによる課題および議論を行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %授業で扱ったポイントを理解しているかどうかを評価する 
2平常点/受講態度 20  %出席度だけではなく授業中の議論への貢献度を評価する 
3発表/表現等 50  %課題発表内容の適切さやアイデアを評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
本講座は、教師が一方的に講義を行う形式ではなく、受講者全員に自由に議論してもらう形式をとっている。授業の中で自分たちの考えを共有できるよう積極的に参加してもらいたい。オフィスアワーは、木曜IV限2:45〜4:15とします。
<テキスト>
  1. 田中武夫・田中知聡, 英語教師のための発問テクニック, 大修館書店, ISBN:9784469245424
  2. 田中茂範, 文法がわかれば英語はわかる, NHK出版, ISBN:9784141894414
<参考書>
  1. 萩野俊哉, 英文法指導Q&A, 大修館書店, ISBN:9784469245356
  2. 発問と集団思考の理論 第二版, 明治図書, ISBN:4182207041
  3. 「学ぶ」ということの意味, 岩波書店, ISBN:4000039326
  4. 野口芳宏, 教師のための発問の作法, 学陽書房, ISBN:9784313652118
<授業計画の概要>
第1回 ガイダンス (授業説明および教材研究と発問とは1)<BR>第2回 教材研究と発問とは2<BR>第3回 教材研究と発問とは3<BR>第4回 読解指導のあり方<BR>第5回 物語文の指導<BR>第6回 説明文の指導<BR>第7回 会話文の指導<BR>第8回 過去進行形の指導<BR>第9回 現在完了形の指導<BR>第10回 助動詞の指導<BR>第11回 受動態の指導<BR>第12回 関係詞の指導<BR>第13回 代名詞の指導<BR>第14回 単数・複数の指導<BR>第15回 講義のまとめ