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授業科目名 日英対照言語学
時間割番号 163923
担当教員名 秋山 高二
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
「英語教育専修」の2〜3年生、また、「英語」の副免をとろうとする学生
<授業の目的および概要>
二つの全く異なった系統に属する「英語」と「日本語」を、「発送と表現」「社会と文化」「意味と語彙」「文法」などから多面的に扱っていく。言語の構造や機能は、それを使っている人々の「社会・文化的な生き方」や「思考パターン」と深い関係にあるが、両言語を比較(comparative)するのではなく、対照(contrastive)させることによって、よりよいコミュニケーションが図れるよう、その一助となれば幸いである。
<到達目標>
「日本語」「英語」を同質性や異質性をわかりやすく例示していきたいと思う。この授業を通して、言語への強い関心、その「文化・社会」への理解、ひいては異文化コミュニケーションへの関心、また研究への「いざない」となってほしい。
<授業の方法>
受講者をいくつかのグループに分け、テキストの要約、また自分たちで調べた事項などを発表していく。これに対して、こちらは解説や補足事項を説明していく。授業の合間には、最近の英語の音楽も聴いていく。また聴解力を向上させるためる「メリス英語」も用いていく。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 40  %授業全般でわかったこと・疑問などをレポートしてもらう。 
2平常点/受講態度 30  %授業の中で、それを中断させてもいいから質問や意見を出していく。 
3発表/表現等 30  %グループ別の発表では、よく話し合った上で、要領よく内容をまとめていく。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高校生の時は「英語」「日本語(国語)」は、その読解や全訳が中心だったと思うが、大学生の今、要求されるのは、「速読・速解」それに基づいた「自分の意見の発表」である。この授業では、テキストは日本語で書かれたものが中心となるが、授業時間内に日本語また英語で書かれた参考文献も紹介していく。予習、および授業への出席は、これを必須のこととする。
<テキスト>
  1. 未定
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
全編を通して考察していくのが、「言葉はそれを話す人々の思考・行動パターンを支配するものなのか」(Sapir-Whorf's Hypothesis)、あるいは、「思考・行動パターンが言葉の使用に影響を与えているのか」「文化・社会的」な要素は、言葉の構造や機能にどのように関わってくるのか」ということである。この辺のことを「社会言語学」の立場から考えていこうと思う。異文化間コミュニケーションのひとつの事例としても、英語と日本語を対照させていきたい。グループワークが授業の中心となるが、質疑応答も十分な時間をとって行いたい。N. Chomskyが唱えた"universal grammar"についても言及していく。