授業科目名
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言語学概論
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時間割番号
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163803
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担当教員名
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秋山 高二/古家 貴雄
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開講学期・曜日・時限
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前期・月・IV
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単位数
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2
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<対象学生>
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「英語教育」専修の学生と、副免で「英語」の履修を必要としているもの。
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<授業の目的および概要>
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「言語学」って何、とまず考えると思います。私たちの使っていいる日本語にも、また欧米人が使っている英語、フランス語、ドイツ語などにも、その言葉独自、あるいは共通した「構造」(つくり)と機能(はたらき)があります。この二つを科学的に、客観的に実証・研究していこうというのが、「言語学」です。決して難しい勉強ではありません。でも、奥はとても深いですよ。こんな言葉の特徴を「音韻」「統語」「意味」などから、易しく解説していきましょう。
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<到達目標>
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主として「英語」「日本語」の音韻論、形態論、統語論、意味論、、文の生成、語用論、歴史的発展、言語の地理、言語の応用などを、実例を示しながら、順序よく易しく解説していくの。「英語教育」や「日本語教育」の前提としての「言葉」の知識を十分に吸収していってもらいたい。
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<授業の方法>
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講義形式の授業になるが、わかりにくいところ、コメントなど、いつでも手を挙げて発言してもらいたい。15回の授業の半分は、「言語学」について、わかりやすい講義をしていく。残りの半分は、「英語」の歴史的発展や現状について、社会言語学的観点から言及していきたい。この授業を受ける学生からのフィードバックを期待している。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 40 % | 前期末の試験は行わず、学習したところを中心にレポートをかす。 | 2 | 平常点/受講態度 | 40 % | 予習・復習はこれを原則とする。そのほか授業への積極的参加を望む。 | 3 | 発表/表現等 | 20 % | 授業中、予習してきた箇所の発表をしてもらう。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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皆さんにとっては「言語学」という学問分野を勉強していくことは、初めての経験であると思うが、普段使っている「日本語」への関心や洞察力も強めていってほしいと思う。また「日本語」と「英語」がどのように異なっているのか、どのように類似しているのかも理解していってほしい。そんな視野を広げていく一助になれれば幸いである。
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<テキスト>
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- 田中春美ほか, 言語学入門, 大修館書店, ISBN:4-469-21045-5
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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最初の1〜2回は「言語学」の導入に使いたい。言語学といっても様々な分野があるので、この辺をかいつまんで話していきたい。次に、「言語学」の音論(音声学、音韻論)そして、上記したことばの特徴や性質に話を進めていく。8回目あたりからは「英語」の歴史的発展、古英語、中英語、初期近代英語、現代英語、などの説明を詳しくしていく。古英語や中英語で録音されたテープも聴いていきたい。時間の許す限り、英語と米語の共通点や差異についても言及していきたい。日本語で書かれた「言語学」の入門書(テキスト)をよく読んできてほしい。また、授業のブレイクとして、20世紀後半からの有名な英語の歌も聴いていくつもりでいいる。
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