授業科目名
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保健体育科教育法I
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時間割番号
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163240
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担当教員名
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中村 和彦
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開講学期・曜日・時限
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前期・火・III
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単位数
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2
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<対象学生>
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保健体育専修学生,教育人間科学部所属学生
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<授業の目的および概要>
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学校教育における保健科の独自性と必要性を把握した上で、わが国の保健科教育の歴史と今日の保健科教育の現状を理解する。子どもが保健の科学的認識を深めることの重要性を見いだすことを目的とする。また、保健指導と保健学習の具体的な実践を経験する中で、教師の資質としての教材研究の力量を高める。
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<到達目標>
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1.保健科教育の独自性と必要性を理解する。<BR>2.現代社会における健康問題をテーマとした教材研究を実践する。<BR>3.科学的認識を深めることを目指した保健の授業開発を実践する。<BR>4.優れた保健の授業を追究する能力をつける。
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<授業の方法>
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講義及び演習<BR>模擬授業
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:期末期 | 25 % | 授業の内容に関する知識度・認識度を評価する。 | 2 | 平常点/受講態度 | 45 % | 1回の出席について3点を与える。3点×15回=45点満点 | 3 | その他 | 30 % | 主体性(関心・意欲)、工夫(思考・判断)、協調性(社会性)を評価する。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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現代社会からのニーズとして、「エイズ」「性教育」「脳死移植」「胎児診断」「在宅ケア(ホスピス)」等を題材にした教材研究を行う。特に保健の科学的認識を深めることを目指した授業の開発を考えていく。また「総合的な学習」の中で取り組まれている保健領域の教材についても取り扱う。
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<テキスト>
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- 授業の中で随時紹介する。
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<参考書>
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- 授業の中で、随時紹介する。
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<授業計画の概要>
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1 オリエンテーション −授業の進め方とねらい−<BR>2 教科教育における「保健科」の位置づけと意義<BR>3 「保健の授業」の現状 −いつまで「雨降り保健」を続けるのか?−<BR>4 「保健科教育」の歴史的変遷 −修身・衛生・・・−<BR>5 保健科担当教諭の資質 −保健体育教師と養護教諭−<BR>6 「総合的な学習」と保健科教育<BR>7 健康をテーマにした「総合的な学習」の進め方<BR>8 生き方学習と「総合的な学習」<BR>9 新しい「保健の授業」 −保健の科学は自然科学か?−<BR>10 新しい「保健の授業」 −森 昭三と保健教材研究会−<BR>11 教材研究とは何か? 何をしなければならないか?<BR>12 最新の授業研究 −ネットワークとカンファレンス−<BR>13 性教育・エイズで何を教えるのか?<BR>14 ホスピス・在宅ケアの考えから学ぶ<BR>15 まとめ −いま「保健の授業」に求められていること−5
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