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授業科目名 学校保健管理(小児保健・学校安全を含む。)
時間割番号 163232
担当教員名 中村 和彦
開講学期・曜日・時限 前期・火・II 単位数 2
<対象学生>
保健体育専修学生,養護教諭免許取得希望学生,教育人間科学部学生
<授業の目的および概要>
今日の子どものこころとからだの諸問題を分析し、それらの問題を解決するための学校保健の役割をとらえていく。特に、「保健室登校」「不登校」「心因性内科的症状」「いじめ」などのメンタルヘルスの諸問題を具体的なテーマとした討論やロールプレイを行いながら、「人との関わり」の重要性を学習する。
<到達目標>
1.「子ども」「学校」「発達」をキーワードとして、今日の子どもの健康について思考し、その認識を深める。<BR>2.子ども達が健康に育っていくための「教師としての力量」をとらえていく力をつける。<BR>3.教育に関わる者として、プランニング、プレゼンテーション、コーディネーションの重要性を見いだし、その能力を高めるための方法を習得する。
<授業の方法>
講義及び演習
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 25  %授業の内容に関する知識度・認識度を評価する。 
2平常点/受講態度 45  %1回に出席について3点を与える。3点×15回=45点満点 
3その他 30  %主体性(関心・意欲)、工夫(思考・判断)及び協調性(社会性)を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「子ども」「学校」「育ち(発達)」「メンタルヘルス」「生と死」に関して認識を深め、教師を目指す学生として、学校保健を真剣にとらえていく力をつけて欲しい。
<テキスト>
  1. ISBN:4906310265,
    (「学校保健の仕事に迫る」森昭三,建学社)
<参考書>
  1. 授業の中で随時紹介する。
<授業計画の概要>
1 オリエンテーション 授業の進め方とねらい −学校保健・小児保健の位置づけと意義−<BR>2 現代子ども論 子どもは本当に「キレる」のか<BR>3 現代子ども論 心因性内科的症状・保健室登校・不登校といわれる子ども達<BR>4 学校と子ども メンタルヘルスをどうとらえていくか<BR>5 学校と子ども 学校とは何をするところか<BR>6 現代子育て論 超早期教育のゆくえ<BR>7 現代子育て論 「子殺し」という名の子育て<BR>8 「こころの健康」文部科学省の提案(中教審/課程審/保体審)<BR>9 こころとからだの健康のために 自己選択能力と自己管理能力<BR>10 こころとからだの健康のために 関わりの重要性<BR>11 新しい健康教育のあり方<BR>12 死生学実践 死をとらえながら生きる<BR>13 死生学実践 死をもとにして健康を考える<BR>14 死生学実践 「別れの手紙」演習<BR>15 まとめ −いま教師に求められること−