授業科目名	基礎物理化学
時間割番号	162643
担当教員名	佃　俊明
開講学期・曜日・時限	後期・月・I	単位数	2
＜対象学生＞
理科教育，ソフトサイエンス（高校で物理、数IIICを履修していること。履修していない場合は本学の基礎科目（物理・数学）を受講すること。）
＜授業の目的および概要＞
原子の構造，分子の性質から，溶液中での平衡，速度論など，化学の基本的な現象を論理的にとらえ理解する。内容は分子運動論，分子エネルギー論，化学結合論，化学熱力学，化学平衡，反応速度論で，数式を多く取り扱う。
＜到達目標＞
物理化学が化学の基本であることを知り，数々の基本式を理解する。
＜授業の方法＞
講義
＜成績評価の方法＞
No 評価項目 割合 評価の観点 1 試験：期末期  40  % 授業の理解度を評価。  2 試験：中間期  40  % 授業の理解度を評価。  3 平常点／受講態度  20  % 授業に取り組む姿勢。出席していても受講態度に問題がある場合は減点の対象となる。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
数学，物理，化学を融合したような内容です。数式が多く出てきます。高校で古典力学、微分・積分、指数・対数、三角関数を学習していない人は、本学の基礎科目（物理・数学）を受講してください。<BR>毎週１時間でいいので、この授業の勉強（復習）をして、内容を理解してください。<BR>オフィスアワー：水曜V限。それ以外でもアポなしでいつでもOK。
＜テキスト＞
野村浩康他, 理工系学生のための化学基礎第３版, 学術図書出版社, ISBN:4873619955
＜参考書＞
(未登録)
＜授業計画の概要＞
第1回　オリエンテーション，化学反応速度(1)　一次反応速度式<BR>第2回　化学反応速度(2)　二次反応速度式<BR>第3回　化学反応速度(3)　アレニウス式<BR>第4回　原子の構造(1)　水素の原子スペクトル　<BR>第5回　原子の構造(2)　ボーアの水素原子モデル<BR>第6回　原子の構造(3)　シュレディンガー方程式<BR>第7回　中間評価，まとめ<BR>第8回　化学結合<BR>第9回　分子構造の決定法<BR>第10回　熱力学第一法則<BR>第11回　熱力学第二法則(1)　カルノーサイクル<BR>第12回　熱力学第二法則(2)　エントロピー<BR>第13回　自由エネルギー<BR>第14回　化学平衡<BR>第15回　評価：総括・まとめ