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授業科目名 基礎物理学実験(コンピュ−タ活用を含む。)
時間割番号 162617
担当教員名 長島 礼人
開講学期・曜日・時限 前期・木・III-1-IV-1 単位数 1
<対象学生>
3年次生以上
<授業の目的および概要>
力学を主とした実験を通して物理学的観察力を養い,基本的法則の理解と実験技術の習得をする.また、測定値の取り扱いを通して,コンピュータの扱いや基礎的な統計・誤差の数値処理に慣れる.
<到達目標>
(1) 実験を通じて,力学の諸法則を理解する.<BR>(2) ある物理量に着目し,その関数形を調べることで自然現象を捉えようとする方法を身に付ける.<BR>(3) 実験器具の取り扱いに習熟する.
<授業の方法>
第1週目は実験目的・心得等について授業を行う.第2週目からは<授業計画の概要>に記す実験を2人1組で毎回1項目を行う.実験中は教官が巡回して実験の指導を行い,質問に答える.実施した実験のレポートは翌週に提出してもらう.
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %(1) 実験目的・方法は簡明に説明されているか.(2) 正確な実験データが得られているか.(3) 得られた結果に対する考察がなされているか.(4) テキストの,実験項目毎の章末に記されている設問への解答が正しく記されているか. 
2平常点/受講態度 50  %機械的に実験操作を行っただけでは「出席」にはなりません.翌週が提出締め切りのレポートが受理されて初めて,その回の実験に「出席した」とカウントされます. 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
物理学的観察力を身につけること.測定値の取扱いに慣れること.実験指導書で予習をしっかりしておく.グラフ用紙,関数電卓,<u>理科年表</u>を用意すること.
<テキスト>
  1. 基礎物理学実験, 三共出版, ISBN:4782703104
<参考書>
  1. 理科年表, 丸善, ISBN:4621077643
  2. 物理学の教科書、誤差論・統計学の教科書
<授業計画の概要>
 1.演習・測定器の取扱い<BR> 2.演習・測定値に含まれる誤差の取り扱い<BR> 3.重力加速度の測定<BR> 4.ヤング率の測定<BR> 5.スプリングバランス<BR> 6.弦定常波の実験<BR> 7.気圧計<BR> 8.線膨張率の測定<BR> 9.熱の仕事当量<BR>10.レンズの焦点距離の測定<BR>11.回折格子<BR>12.ニュートン環<BR>13.電気抵抗の温度係数<BR>14.オシロスコープの使用法とその応用 等<BR>15.評価:総括・まとめ