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授業科目名 法律学概説(国際法を含む。)
時間割番号 162240
担当教員名 石塚 迅
開講学期・曜日・時限 前期・木・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
この授業では、法律とは何か、法律は私たちの日常生活とどのように関わっているのか、について考えてみたい。主として、前半が犯罪・刑罰と法(刑法)、後半が財産と法、家族と法(民法)になるだろう。児童虐待、生殖医療技術など、子どもをめぐる法的諸問題にも着目したい。
<到達目標>
1)法律学(主として刑法・民法)についての基礎・専門知識を修得する。<BR>2)様々な政治・経済・社会問題を法的な視点から分析しその解決を図るという法的思考力を養成する。
<授業の方法>
講義形式で行うが、随時、質疑応答、討論の時間も設けたい。受講生の興味関心に最大限配慮する。テキストは特に指定せず、必要に応じて参考資料やレジュメも配布する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 70  %レポート(2回)と授業中課題。記憶力よりも思考力・発想力を重視する。 
2平常点/受講態度 30  %出席状況と授業への参加意欲。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
法律学についての基礎・専門知識を修得したい者、日常生活の中で様々な政治・経済・社会問題に興味をもっている者の受講を歓迎する。「刑法」が「憩法」に、「民法」が「眠法」にならないよう、感性に訴える授業を目指したい。授業での分かりにくい点や授業で取りあげてほしいテーマ等、希望・要望があれば遠慮なく申し出てほしい。
<テキスト>
  1. 特に指定しない。 ただし、受講者から希望があればテキストを指定し、テキストに沿った授業を行う可能性もある。
  2. 「六法」を購入し持参することが望ましい。コンパクトなものでかまわない。例えば、以下のものがある。
  3. 江頭憲治郎他編, ポケット六法, 有斐閣,2010年, ISBN:978-4-641-00911-0
<参考書>
  1. 松井茂記・松宮孝明・曽野和夫, はじめての法律学―HとJの物語―(第3版), 有斐閣,2010年, ISBN:978-4-641-12425-7
  2. 野田進・松井茂記編著, シネマで法学(新版), 有斐閣,2004年, ISBN:978-4-641-18308-7
  3. 市川正人他, 現代の裁判(第5版), 有斐閣,2008年, ISBN:978-4-641-12363-2
  4. 副田隆重他, ライフステージと法(第5版), 有斐閣,2008年, ISBN:978-4-641-12347-2
  5. その他は、授業時に随時紹介する。
<授業計画の概要>
第01回:ガイダンス<BR>第02回:法とは何か?(法と道徳、法の種類)<BR>第03回:法律家とはどのような人たちか?(裁判官、検察官、弁護士)<BR>第04回:権利の実現・正義の実現(1)(裁判の仕組みとその問題点(刑事裁判))<BR>第05回:権利の実現・正義の実現(2)(裁判の仕組みとその問題点(民事裁判))<BR>第06回:国民の司法参加(司法制度改革、裁判員制度)<BR>第07回:罪と罰(刑罰の目的、刑罰の種類、犯罪の構造)<BR>第08回:民法の全体構造(物権、債権)<BR>第09回:私的自治と契約自由の原則(契約の構造、契約の有効要件、損害賠償)   第10回:家(部屋)を借りる契約(賃貸借契約)<BR>第11回:恋愛、婚約、結婚と法(ストーカー規制法、結婚手続き)<BR>第12回:離婚と法(DV法、離婚手続き、慰謝料と養育費)<BR>第13回:親の権利・子どもの権利(親権、児童虐待、生殖医療技術の発達)<BR>第14回:(調整日)<BR>第15回:まとめ(総括)<BR><BR>※受講生の興味関心に応じて、授業内容・進行については弾力的に対応したい。<BR> 講義室の問題がなければ、法律学に関する映画・ビデオを鑑賞したいと考えている。