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授業科目名 日本語の文字・表記・語彙
時間割番号 162068
担当教員名 長谷川 千秋
開講学期・曜日・時限 後期・月・III 単位数 2
<対象学生>
日本語教員養成プログラムの選択科目です。<BR>1〜3年次
<授業の目的および概要>
日本語を母語とする者にとって、日本語を表記する文字が三種類あることは自明である。しかし、この事実は、日本語を第二習得言語(外国語)として学ぶ人にとって、どういうことであろうか。また、外国語学習者にとって語彙の学習は中心的な存在にある。この授業では、日本語の文字・表記および語彙について、日本語教育に携わる人とって必要と思われる事項に絞って概観していく。
<到達目標>
1.日本語の文字・表記を体系的に理解し、日本語教育に応用できるようになること。<BR>2.日本語の語彙を体系的に理解し、日本語教育に応用できるようになること。
<授業の方法>
講義による
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %テストによる 
2試験:中間期 20  %テストによる 
3小テスト/レポート課題 20  %分析力、構成力 
4平常点/受講態度 20  %出席点と意欲的な態度 
5発表/表現等 10  %授業時の積極的な発言や質問 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
日本語教員養成プログラムの科目ですが、日本語に関する感覚を鋭くしたい人に、受講を勧めます。講義形式ではありますが、ことばと社会について受講生に意見を求めながら講義を進めていきます。主体的な参加を求めます。
<テキスト>
  1. 佐々木泰子編 , ベーシック日本語教育 , ひつじ書房
  2. 国立国語研究所編, 日本語教育指導参考書14 文字・表記の教育, 国立印刷局
<参考書>
  1. 国際交流基金, 教師用日本語教育ハンドブック2 新 表記, 凡人社
  2. 森田良行他編, ケーススタディ日本語の語彙, おうふう
  3. 三省堂編修所, 新しい国語表記ハンドブック, 三省堂
<授業計画の概要>
1.この授業の目的、語彙とは<BR>2.語彙量(理解語彙と使用語彙)、語彙調査(使用率と基本語彙)<BR>3.日本語能力試験<BR>4.語彙の意味的分類(類義語と対義語)<BR>5.和語・漢語・外来語・混種語<BR>6.語構成(複合語、派生語、接頭辞、接尾辞等)<BR>7.造語法と変音現象<BR>8.語彙の指導法1<BR>9.語彙の指導法2、テスト<BR>10.日本語の文字の特性<BR>11.漢字(漢字のなりたち、部首、音訓、音の種類)<BR>12.漢字の表記(字体、筆順、送り仮名)<BR>13.平仮名と片仮名の表記(なりたち、現代仮名遣い)<BR>14.文字の指導法<BR>15.まとめ、テスト