授業科目名
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日本語教授法II
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時間割番号
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162067
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担当教員名
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奥村 圭子
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開講学期・曜日・時限
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前期・木・IV
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単位数
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2
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<対象学生>
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日本語教員養成プログラムの選択科目で、日本語教育の実際と具体的な実践的側面を学びます。日本語非母語話者の場合、日本語能力試験(JLPT)の1級/N1以上の日本語能力が必要とされます。
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<授業の目的および概要>
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日本語を外国語話者の視点から捉えなおし、多様化する学習者に対して、実際に学習者に合った日本語の授業を計画し、実施するうえで必要な事項について具体的に考えていきます。学習者をどのように把握し、どう授業を組み立て、実践していくかを模索し、日本語学習支援が行なえる能力の形成を目指します。
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<到達目標>
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1.今までに受けた非母語教育を振り返り、日本語教育に関わる外国語教授法の活用について可能性と限界について知ると同時に、四技能の習得や対象者に合わせた教室活動や教授法の応用を考える。<BR>2.実際に日本語学習を支援する力を身につける。
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<授業の方法>
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講義形式とグループ・ディスカッションや課題解決を行なう小グループ活動形式を組み合わせて進めます。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 30 % | 理解力、分析力、応用力 | 2 | 平常点/受講態度 | 20 % | 授業への積極的な参加度―単位取得には3分の2以上の出席が必要 | 3 | 発表/表現等 | 30 % | Micro-teachingなどの実践 | 4 | その他 | 20 % | ラーニング・ジャーナルの提出―内省と自己モニタリング力 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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・「日本語教授法I」に続く実践編となります。理論を確認しながら実際の日本語教育につなげていきます。将来何らかの形で日本語を教えることに興味がある方に是非履修をお勧めします。<BR>・日本語学習者の文化背景はさまざまです。日本文化の伝達、異文化接触に興味のある皆さんの受講を歓迎します。
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<テキスト>
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- 適宜授業で使うハンドアウトを配ります。
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<参考書>
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- 佐々木康子編, ベーシック日本語教育, ひつじ書房, ISBN:9784894762855
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<授業計画の概要>
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1.授業計画と流れについて <BR>2.ニーズ分析、レディネス分析 <BR>3.目標言語調査、学習目標の設定 <BR>4.シラバス・デザインとカリキュラム・デザイン<BR>5.教授法 <BR>6. 教材・教具論 (視聴覚教材を含む) <BR>7.教室活動の内容、方法、実際 <BR>8.評価法 <BR>9.テストと誤用分析 <BR>10-13.Micro-teaching* <BR>14.授業の分析と評価 <BR>15. まとめ、フィードバック <BR>受講生により、内容を多少変更する場合もあります。 <BR>Micro-teaching*とは、教え方を学ぶメソッドで、少人数で順番に短時間の授業フィードバックを繰り返し、進めます。
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