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授業科目名 国語学演習IIE
時間割番号 162005E
担当教員名 長谷川 千秋
開講学期・曜日・時限 後期・月・II 単位数 2
<対象学生>
2〜3年次
<授業の目的および概要>
テキストを忠実に読み解き、それを発表することを通して、日本語への問題意識の持ち方、問題意識を調査へと発展させる方法、調査して得られたデータを論理的に分析する方法を学び、国語学の素養を培うことを目的とする。この目的は、国語の教材研究の方法に通じていくことになる。【概要】鈴鹿本『今昔物語集』巻二十七を国語学的に読む。『今昔物語集』は、中世語へと移行する時期の言語を考える際の好資料である。本文を注釈しながら、語彙・表記・文体のさまざまな問題点を見いだしていきたい。
<到達目標>
1.調査して得られたデータを論理的に分析できるようになること。<BR>2.基本的な注釈の方法を知り、文脈に即した読みができるようになること。
<授業の方法>
講義と受講者による演習発表による
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 40  %期末レポートによる 
2平常点/受講態度 20  %出席による 
3発表/表現等 40  %発表と積極的な質疑応答による 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
演習発表は、聞き手にわかりやすい口頭演習発表は、聞き手にわかりやすい口頭説明の方法を模索する場でもある。他の学生の発表を聴いて、自分の発表に生かすようにしてほしい。
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. 山口仲美, 平安朝“元気印”列女伝  , 丸善ライブラリー
  2. 小峯和朗編 , 今昔物語集を学ぶ人のために , 世界思想社
  3. 築島裕 , 平安時代語新論 , 東京大学出版会
  4. 山口佳紀, 古代日本文体史論考  , 有精堂出版
  5. 安田章編著 酒井憲二・池上洵一著 , 鈴鹿本今昔物語集 影印と考証 , 京都大学学術出版会
<授業計画の概要>
1 今昔物語集の成立・作者・諸本について<BR>2 平安時代の日本語(文体)について<BR>3〜14 演習発表<BR>15 まとめ