授業科目名
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社会と文化の心理学
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分類・系統 | |
時間割番号
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063628 B
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担当教員名
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尾見 康博
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開講学期・曜日・時限
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後期・水・II
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単位数
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2
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<対象学生>
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全学生対象
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<授業の目的および概要>
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人の心や意識、行動について、人と人との関係や人と社会との関係から理解するのが社会心理学や文化心理学のスタンスです。このスタンスを習得することによって、社会や文化、人間関係などに関する“常識”と思われているものを安易に信じ込まず、疑いの目を持つことができるようになることが本授業の大きな目的です。
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No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
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1 | ◎ | 知識と視野 | 社会・文化心理学の基礎知識を身につけ、日常生活や現代社会を心理的観点から批判的に捉えられるようになること。 | 2 | | 人間性と倫理性 | 「多文化共生」が現実社会ではいかに困難であるか、偏見を持っていないという一人一人の信念がいかにもろいか、を実証データから学び、それらを乗り越えるための方途等について、多様な観点から検討できるようになること。 |
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<授業の方法>
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基本的に講義形式ですが、出席者からの意見や質問を随時求めたいと思います。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:期末期 | 50 % | 授業で取り扱った理論や概念を具体的レベルで理解しているか確認します。 | 2 | 小テスト/レポート課題 | 40 % | 授業で取り扱った理論や概念を身近なエピソードと関連づけて理解しているか確認します。 | 3 | 平常点/受講態度 | 10 % | 授業の内容について質問や意見を歓迎します。それらは、他の受講生にとってもいぎのあるものになることが多く、授業をより実りあるものにするはずです。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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社会的・文化的観点から心理学を学ぶことによって、これまで人や社会に対してなんとなく思っていたことを授業で確認しようとしても、逆に正反対のことが伝えられるかもしれません。この常識破壊ゲームをどれだけ楽しむことができるかがカギです。
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<テキスト>
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- 亀田達也・村田光二, 複雑さに挑む社会心理学〔改訂版〕, 有斐閣, ISBN:978-4-641-12418-9
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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1.オリエンテーション<BR>2.人間の社会性<BR>3.社会的影響過程<BR>4.多数派と少数派<BR>5.社会的交換<BR>6.社会的ジレンマ<BR>7.グループとしての協調<BR>8.グループの意志決定<BR>9.社会環境と適応<BR>10.心と文化<BR>11.社会的認知<BR>12.対人認知<BR>13.外集団差別と内集団びいき<BR>14.ステレオタイプ<BR>15.まとめ<BR><BR>※ 受講生の数や希望により内容が若干変更される可能性があります。
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