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授業科目名 人体の生命科学
分類・系統健康福祉 心身・芸術系
時間割番号 063618
担当教員名 北村 正敬/寺田 信生/安達 登/三枝 岳志/中尾 篤人/佐藤  悠/平澤 孝枝/山下 篤哉/小泉 修一/大塚 稔久/齋藤 正夫/近藤 尚己
開講学期・曜日・時限 前期・火・V 単位数 2
<対象学生>
全学生対象(主として医学部以外の学部学生)
<授業の目的および概要>
人体の複雑な構造や機能さらには生命の仕組みやその異常などについて、基礎医学の立場からわかりやすく講義する。具体的には、「人体の生命科学」に関する基本的な事項について、基礎医学の各専門領域からオムニバス方式で多核的な講義を行う。本授業はヒトの「命」の科学的背景を広く理解することを目的とする。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野新聞やテレビで報道される医学関係の情報を十分に理解できるように、医学の基礎的な知識を修得する。我々の体が非常に巧妙に働いていることを理解する。
<授業の方法>
本学医学部教員の専門分野に関連した事項をPC画像提示やプリント配布をして講義する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %問題解決能力およびレポート作成能力 
2平常点/受講態度 50  %学習意欲、内容の理解度。2/3以上の出席が単位取得の不可欠条件。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
生命科学というと難しく聞こえますが、できるだけわかりやすく講義します。各講義はそれぞれ独立した形になりますので、全体を通じて飽きることなく聴講できるのではないかと思います。人体の生命科学の面白さを実感してもらいたい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
<講義予定> <BR> <BR> 【講義日】1.担当教員名および部局名(敬称略) 2.講義名  3.推薦図書名<BR><BR>【4月12日】 <BR> 1.寺田 信生, 解剖分子組織学<BR> 2.赤血球にはじまる膜骨格の概念<BR> 3.「細胞骨格と接着」,貝淵弘三 他著,共立出版, 4,935円<BR>   「細胞骨格・運動がわかる −その制御機構とシグナル伝達ネットワーク−」,<BR>三木裕明 他著, 羊土社, 4,095円 <BR><BR>【4月19日】<BR> 1.成田 啓之, 解剖細胞生物学<BR> 2.細胞のプロペラ、アンテナ −繊毛の機能とその多様性−<BR> 3.「細胞の分子生物学」,Bruce Alberts 著/中村 桂子 他訳, ニュートンプレス, 22,050円<BR><BR>【4月26日】<BR> 1.安達  登, 法医学<BR> 2.DNAからみた縄文人<BR> 3.「日本人になった祖先たち」, 篠田謙一 著, NHKブックス, 996円<BR><BR>【5月10日】<BR> 1.三枝 岳志, 生理学第1<BR> 2.脳と体温<BR> 3.「脳と体温 −暑熱・寒冷環境との戦い−」, 彼末一之・中島敏博 著, 共立出版, 3,300円<BR><BR>【5月17日】<BR> 1.中尾 篤人, 免疫学<BR> 2.免疫とアレルギー<BR> 3.「免疫の意味論」, 多田富雄 著, 青土社, 2,200円<BR>   「新・免疫の不思議」, 谷口克 著, 岩波書店, 1,100円<BR><BR>【5月24日】<BR> 1.佐藤 悠, 生理学第2<BR> 2.心の神経生理学<BR> 3.「脳から心へ」, G.M.エーデルマン 著, 新曜社, 3,914円<BR><BR>【5月31日】<BR> 1.平澤 孝枝, 環境遺伝医学<BR> 2.脳を育む ―脳はどのように構築されるのか?<BR> 3.「遺伝子が明かす脳と心のからくり」, 石浦 章一 著, 羊土社, 1,680円<BR><BR>【6月 7日】<BR> 1.山下 篤哉, 微生物学<BR> 2.感染症とは?:細菌、ウイルス、真菌の違い<BR> 3.「疫病は警告する」, 濱田篤郎 著, 洋泉社, 760円<BR>   「感染症 −広がり方と防ぎ方−」, 井上栄 著, 中央新書, 740円<BR><BR>【6月14日】<BR> 1.小泉 修一, 薬理学<BR> 2.脳の情報処理:神経細胞とグリア細胞<BR> 3.「Glia細胞」, 生田房雄 著, クバプロ, 9,000円<BR><BR>【6月21日】<BR> 1.大塚 稔久, 生化学第1<BR> 2.学習と記憶の分子生物学<BR> 3.「脳・神経学入門講座」改訂版前編, 渡辺雅彦 著, 羊土社, 3,600円  <BR>   「脳・神経学入門講座」改訂版後編, 渡辺雅彦 著, 羊土社, 3,600円 <BR><BR>【6月28日】<BR> 1.斎藤 正夫, 生化学第2<BR> 2.がんの生物学<BR> 3.なし<BR><BR>【7月 5日】<BR> 1.近藤 尚己, 社会医学<BR> 2.疫学:ヒトの集団を対象とした医学研究の手法<BR> 3.「基礎から学ぶ楽しい疫学」,中村好一 著, 医学書院, 3,150円<BR>   「保健医療福祉の研究ナビ」,福田吉治・山縣然太朗 監修,金原出版, 3,780円<BR><BR>【7月12日】 予備日<BR><BR>【7月19日】<BR> 1.康  徳東, 分子病理学<BR> 2.炎症と肺疾患<BR> 3.「カラーで学べる病理学」渡辺照男 著、ヌーヴェルヒロカワ、2,625円<BR>   「ルービン カラー基本病理学」Emanuel Rubin、西村書店、6,200円
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。