授業科目名
|
水圏植物の生物学
|
分類・系統 | |
時間割番号
|
063446
|
担当教員名
|
芹澤 如比古
|
開講学期・曜日・時限
|
後期・金・III
|
単位数
|
2
|
<対象学生>
|
生物,特に植物の中でも高校生物や他大学でも扱われることの少ない水圏に生育する植物に興味がある学生。
|
<授業の目的および概要>
|
水圏植物の本質,重要性,我々人間との関わりについて理解するため,水圏植物を「水域に生育する酸素発生型光合成生物」と定義し,生命の誕生から人類の出現に至る生物の歴史の中で,それらの果たしてきた役割と,それらの分類・生態・利用について概説する。簡単な実験や実際の植物を見せることもあるので,定員は30名程度とする。
|
|
No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
---|
1 | ◎ | 知識と視野 | 水圏植物の分類の概要を理解する。
水圏植物の分類の生態学的役割を理解する。
水圏植物の利用と応用について理解する。 |
|
<授業の方法>
|
毎回,小レポートを課す。講義中心。5回以上欠席した場合または小レポートの提出回数が5回以上となった場合は,いかなる理由があろうとも定期試験の受験資格なしとする。
|
<成績評価の方法>
|
No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
---|
1 | 試験:期末期 | 75 % | 講義内容の理解力,論理的思考能力,日常的学習力をみるため論述・記述式の試験を行う。 | 2 | 小テスト/レポート課題 | 25 % | 情報収集・整理能力,論理的思考能力,日常的学習力。 |
|
<受講に際して・学生へのメッセージ>
|
幅広い内容を扱うので,プリジェクターの映写によりできるだけ多くの水圏植物の写真を交えて授業を進めます。少し早く感じるかもしれませんが,しっかりとついてきてください。復習は毎回欠かさずに行う必要があります。また,予習についても次回予告された該当部分について指定された教科書に目を通すぐらいのことは最低限欠かさず行うこと。
|
<テキスト>
|
- 千原光雄 編, 藻類の多様性と系統, 裳華房, ISBN:978-4-7853-5826-6
|
<参考書>
|
(未登録)
|
<授業計画の概要>
|
1.地球・生命の歴史−藍藻類・真核藻類の出現〜人類出現<BR> 2.分類階級の概説(界・門・綱・目・科・属・種)<BR> 3.生命とは?(真核生物・原核生物・ウィルスの概説)<BR> 4.細胞小器官−葉緑体やミトコンドリアの共生<BR> 5.原核藻類(藍藻類の各論)<BR> 6.海藻類1(紅藻類:紅色植物門紅藻綱の各論)<BR> 7.海藻類2(褐藻類:不等毛植物門褐藻綱の各論)<BR> 8.海藻類3(緑藻類:緑色植物門アオサ藻綱の各論)<BR> 9.水中を透過する光の質と光合成色素<BR>10. 単細胞性真核藻類1(灰色藻類,クリプト藻類の各論,ハプト藻類の各論)<BR>11.単細胞性真核藻類2(渦鞭毛藻類,ユーグレナ藻類,クロララクニオン藻類の各論)<BR>12.陸上植物,水生植物の概説,富士五湖の水生植物<BR>13. 菌類と原生動物の概説<BR>14.後生動物(脊椎動物と無脊椎動物)の概説<BR>15. 定期試験
|
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 | (C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。 | ◎ |
|