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授業科目名 【環】環境マネジメント概論
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 063436
担当教員名 五十石 清
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 1
<対象学生>
新入生を主とする。
<授業の目的および概要>
環境問題は時代とともに変化してきた。現在の環境問題は、地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、砂漠化、野生動物の減少、ゴミ・廃棄物問題,と極めて多様であり、かつ相互に連関がある。被害も地球規模であり、世代を超えて人類の生存にまで影響を及ぼし、広範囲で特定化し難い問題が対象となっている。大量消費、大量廃棄に至る社会経済システムや生活パターンの見直しが重要課題となった所以である。本科目では地球環境問題の現実を認識し、今後のあり方を学ぶために、環境マネジメントシステムISO14001を事例に取り上げる。 環境マネジメントシステムISO14001は地球環境保護に向けた新しい環境マネジメントのあり方を示したものであり、継続的な改善を通じて、環境問題に対応する組織全体の自主的活動を国際的に約束する仕組みである。山梨大学は2003年4月、全国の大学に先駆けて、環境マネジメントに関する国際規格ISO14001を認証取得した。本科目を通じて、地球環境の保全・改善活動を推進し、持続性のある循環型社会形成のための活動の重要性を認識していく。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野地球環境問題の現実を認識し、持続性のある循環型社会形成のための活動の重要性を認識し、視野を広げる。
<授業の方法>
集中講義として行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 70  %課題に即したレポートを作成し、さらに他者のレポートと議論したか。 
2平常点/受講態度 30  %授業に参加して、生産的な方向で関われたか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
積極的な受講、学習を期待します。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1 環境マネジメント国際規格発効の背景<BR>(1)地球環境問題<BR>(2)環境問題の課題と対応<BR>(3)国際標準化機構(ISO)とは何か<BR>2 企業におけるISO先進事例<BR>3 山梨大学環境マネジメントシステムの構成と運用<BR>(1)理念と方針<BR>(2)環境側面の特定と対応<BR>(3)適用範囲<BR>(4)用語の定義<BR>(5)環境マネジメントシステム要求事項<BR>4 レポート作成
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。