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授業科目名 経済学の目で見ると
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 063204
担当教員名 齋藤 康彦
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
 レジャー産業、メディア産業、シルバー産業、はてはセレモニー産業と、家庭生活から地域経済、国家経済のあらゆる面で巨大なマーケット化が進行し、現代ほど消費者の眼力が試されている時代はない。この一方で、ボーダーレス、グローバル化と呼ばれるように、個人生活が地球的規模の影響を受けることも多く、個人生活と「経済」との関わりが強まり、それに起因する軋轢も随所に見られる。産業経済の変化の速度はかつてないほど速く、目まぐるしく動く社会の出来事を「経済学の目」で見ると、どのように見えてくるかを知り、このような潮流の中で流されることなく自己のライフスタイルを確立して「賢い消費者」となるための方途を考える。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野 単に経済学に関する知識を習得するだけでなく。広い視野から、自らの頭で考え、判断できる能力を身に付ける。
<授業の方法>
 テレビや新聞などマスコミで大きく取り上げられる経済に関わるホットな話題に対して、齋藤の持論を積極的に展開しつつ、解説していく。講義形式の一方的な授業としないために、採点の対象とはしないが、毎時間、講義終了後に授業に対するコメントを書いてもらう。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %何を書いたかではなく、どう書いてあるかに重点を置いて採点する。 
2平常点/受講態度 30  %出席は厳格に取る。学内の出席基準に達していなければ合格はおぼつかない。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 特別な予習・復習の必要はないが、日常的に新聞を精読し、テレビ等のニュースやニュース解説に注目して、少なくとも授業前一週間の日本経済の動きは知っていてほしい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 講義の中で適宜紹介する。
<授業計画の概要>
 毎時間、テレビや新聞で話題となっている日常生活のなかで見られるホットな経済問題に多面的に光を当てて考える。従って、その範囲は1)農業、2)漁業、3)流通、4)交通、5)医療、6)福祉、7)住宅、8)雇用、9)税金、10)ゴミ問題など広範囲にわたっている。具体的なテーマを取り上げて、その背景や、疑問点、問題点などを「経済学の目」で大胆に暴いて行く。<BR> なお、政府予算案の発表、株の暴落、為替相場の急激な変動など、産業経済に関する大きな事件があった場合は、積極的に取り上げる。講義の個別テーマについては受講生からの要望にも応えたい。<BR> 毎時間、授業の最後に、出席確認を兼ねて出席表に講義内容に関するコメントを求める。これは採点の対象としないが、疑問点については後日の講義のテーマに積極的に取り上げる。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《電気電子システム工学科》
A-1:人としての常識を持ち,人の社会性を認識する
人間形成科目部門を通じて自分を取り巻く環境の中で円滑かつ持続的に活動を続けるための常識を身につけるとともに,テーマ別教養科目部門の内,「文化系」「社会系」「国際交流系」の科目を通じて歴史や様々な文化,社会の仕組みを理解し,社会人としての良識と倫理,多様な価値観を理解する広い視野を備える
 
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。