授業科目名
|
日本文学作品論II
|
分類・系統 | |
時間割番号
|
063003
|
担当教員名
|
中丸 宣明
|
開講学期・曜日・時限
|
後期・木・I
|
単位数
|
2
|
<対象学生>
|
全学生対象
|
<授業の目的および概要>
|
明治以降の「恋愛小説」の代表作を読む。近代文学における「恋愛小説」の形成と展開の様相を、近世期における「恋」ないし「色」の文学との連続と断絶の問題、西欧の倫理観(宗教観)の移入の問題、人間の生活様式の変化とライフサイクルの認識の変化の問題等を視野におき、具体的作品の分析を通じて論ずる。またあわせて、近代小説における「読む」ということの意味を、映像化あるいはメディア変換をへたテクストとの比較を通じて、明らかにする
|
|
No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
---|
1 | ◎ | 知識と視野 | 狭い専門領域を超え、問題を多角的にとらえる訓練。とくに近代の様々な負の側面が指摘される中、近代の意味を問い直す契機ともしたい。 | 2 | | 人間性と倫理性 | 「人間性と倫理性」が如何に相対的で、各時代時代の社会状況の中で不安定なものかを学ぶ。 |
|
<授業の方法>
|
講義による。視聴覚教材を用いてより理解を深める授業形態を考えている。テキストなどは特に定めず。教室にて適宜目を読むべき作品を指示する。
|
<成績評価の方法>
|
No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
---|
1 | 小テスト/レポート課題 | 50 % | オリジナリティ | 2 | 平常点/受講態度 | 40 % | 感想シート、受講態度、出席数 | 3 | その他 | 10 % | 適宜 |
|
<受講に際して・学生へのメッセージ>
|
自ら考える姿勢を持つ学生の受講を期待する。本を読むことに興味を持てない人は受講しないことが得策であろう。「静粛」「まじめ」な受講態度が要求される。
|
<テキスト>
|
(未登録)
|
<参考書>
|
(未登録)
|
<授業計画の概要>
|
1、オリエンテーション<BR>2〜3、近代文学における「恋愛」概論<BR>4〜6、樋口一葉「にごりえ」「たけくらべ」一葉日記ほか<BR>7〜8、武者小路実篤「お目出たきひと」「友情」ほか<BR>9〜12、永井荷風「あめりか物語」「墨東奇談」ほか<BR>13〜14、谷崎潤一郎「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」「鍵」ほか<BR>15近代の「恋愛」から現代の「恋愛」へ、太宰、安吾から
|
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《機械システム工学科機械デザインコース》 | (A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける. | ○ | 《電気電子システム工学科》 | A-1:人としての常識を持ち,人の社会性を認識する
人間形成科目部門を通じて自分を取り巻く環境の中で円滑かつ持続的に活動を続けるための常識を身につけるとともに,テーマ別教養科目部門の内,「文化系」「社会系」「国際交流系」の科目を通じて歴史や様々な文化,社会の仕組みを理解し,社会人としての良識と倫理,多様な価値観を理解する広い視野を備える | | 《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》 | (A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する | ○ | 《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 | (C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。 | ◎ | 《土木環境工学科》 | A.技術者の責務の自覚
土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。 | ○ |
|