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授業科目名
担当教員
持続社会形成特論
鈴木 嘉彦
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
328110 2 (未登録) 1 前期 II
[概要と目標]
持続社会形成専攻が目指そうとしている教育研究の目的を明確にすると共に、広い学問領域に渡って開講される本専攻の講義科目の相互の役割と位置付けを明確にするための講義。基幹講座が果たす多様な種類の評価方法の意味づけと相互の関係、協力講座が担う共生システムの意味づけを、それぞれの講義の概要を解説しながら明確にする。さらに連携講座が果たす地域の自然と持続可能性の関係について概説して専攻の創設目的と学ぶべき内容を明らかにする。
[到達目標]
現代社会が直面して課題でとしての非持続可能な社会構造の本質が何であるかを理解すること。併せて、持続可能な社会へ転換するために解決すべき課題を明確にすること。さらにそれら課題を解決するための方策を考えられるようになること。
[必要知識・準備]
社会人短期在学制度の入学する社会人や、他学部からの入学生もいるので、特別な専門的知識は要求しない。しかし、現代社会で直面する多くの課題に興味を持ち、その要因を探求する姿勢をもって欲しい。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 100  %講義の途中で複数回にわたりレポート提出を願い、理解度を評価する。 
[教科書]
  1. 鈴木嘉彦, 持続可能社会のつくり方, 日科技盟出版社, ISBN:4817191791
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.地球環境問題の発生要因<BR> 地球の物質的閉鎖性とエネルギー的開放性、これに対する現代社会の化石資源に依存したひ循環、非持続性の問題<BR>2.現代市場経済の特質<BR> 神の見えざる手と呼ばれる市場経済のすぐれた特徴と、持続可能な社会という視点から捉えた場合の課題<BR>3.パラダイムシフト<BR> 20世紀の常識からの経済成長の考え方の転換を実現するための、自分たちが当たり前と思っている常識、科学的な無意識の前提、などいわゆるパラダイムとその転換の歴史<BR>4.総合評価と情報の生成<BR> パラダイムシフトに繋がるために必要な対象に対する客観的な認識方法と、認識の基づいた総合評価の方法。新しい発想を生み出すための情報の循環についての概要<BR>5.持続可能な社会づくりのための世界、日本、地方の取り組み<BR> 持続可能な社会を目指して、国連を中心とする取り組み、わが国における取り組み、地域の取り組みと、一人一人の個人の取り組みについて、そのポイントを考える<BR>6.地球のミニモデルやまなしにおける持続可能性<BR> 地球の物質的閉鎖性とエネルギー的開放性によく似た性質を持っている山梨県における持続可能な社会づくりの条件とその可能性についての解説
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)