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授業科目名
担当教員
生命機構と環境
岩田 智也
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
276020 2 J 3 前期 I
[概要]
地球上には少なくとも150万種以上の生物が暮らしている。しかし、「なぜそれほど多くの種が共存できるのか?」といった単純な問いに答えることは容易ではない。これには、進化生物学や生態学、生物地球化学などの生物多様性科学の知識が必要となる。また、生物圏は多様な生物を育むだけでなく、人間社会にさまざまな恩恵(生態系サービス)をもたらしている。したがって、わたしたちの暮らしを維持する上でも生物多様性科学の知識が不可欠である。本講義では、生物多様性科学の基礎理論と実例を学ぶことで、生物圏の構造(仕組み)と機能(働き)を理解することを目的とする。
[具体的な達成目標]
遺伝子から地球システムにいたるさまざまな空間スケールで生物圏の構造と機能を学び、その維持メカニズムに関する理解を深めることを第一の目標とする。また,生物圏に及ぼす人間活動の影響が,生態系サービスの変質を通して再び人間社会に回帰することを学習する。これにより、生物圏の機能とわたしたちの暮らしとの密接な関係について理解することを第二の目標とする。
[必要知識・準備]
予備知識は必要としない。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 80  %講義の理解度を評価する。 
2平常点/受講態度 20  %講義に対する姿勢を評価する。 
[教科書]
  1. 指定しない
[参考書]
  1. 日本生態学会, 生態学入門, 東京化学同人, ISBN:4-8079-0598-8
  2. その他については講義中に紹介する
[講義項目]
1-2. 生物多様性と生態系サービス(生物多様性の喪失、人間活動、生態系機能)<BR>3-5. 地球システムの変遷(地球進化、生物圏の誕生、生命進化)<BR>6. 分類と系統(生物多様性の定義)<BR>7-10. 多様性の創出機構(種分化、適応、進化)<BR>11-13. 多様性の維持機構(時空間パターン、生物間相互作用)<BR>14. 生物多様性の保全理論(絶滅、保護区、環境アセスメント、順応型管理)<BR>15. まとめなど
[教育方法]
講義形式で行う。また、スライドやビデオなどの教材も用いる。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)