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授業科目名
担当教員
機械工学デザインIV
清水  毅
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
271143 1 D 3 前期 II-1-III-1
[概要]
近年,製造業界では,設計・解析・製造段階におけるデータの共有化が進み,三次元CADが多く用いられるようになってきた.三次元CADは,視覚的に理解しやすく,各種特性を計算しながら設計を行える.その為,概念設計段階でその効果を発揮する.本講義では,機械工学デザインI〜IIIまでの知識を生かし,三次元CADで設計を行うことにより,与えられた課題を通して設計方法全般を学ぶ.
[具体的な達成目標]
本講義では,与えられた課題に対して,<BR> 1)全体的な設計手順を決定できる.<BR> 2)全体的な設計手順に従い,部分的な設計項目を設定できる.<BR> 3)設計項目に対しての理由を説明できる.<BR>ことを目指す.
[必要知識・準備]
設計には総合的な知識が要求されるため,機械工学全般に関する基礎的な知識を習得しておくこと.特に,設計法概論,機械工学デザインI〜IIIを習得していることが望ましい.<BR>また,機械システム工学卒業論文を遂行するために本科目の単位を取得することが望ましい.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:中間期 30  %設定課題提出物 
2発表/表現等 40  %自由テーマに関する提出物及び発表 
3その他 30  %講義内容の理解度及び習熟度 
[教科書]
  1. 新機械設計製図演習 歯車増−減速機・油圧ジャッキ・動力ウィンチ, オーム社(1997), ISBN:4274086062
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.講義の概要<BR> 油圧ジャッキの設計(1)<BR> * 設計仕様の設定<BR> * 設計手順決定<BR> * ポンプ部の設計<BR>2.油圧ジャッキの設計(2)<BR> * ラム部の設計<BR> * ケースの設計<BR>3.油圧ジャッキの設計(3)<BR> * ポンプ取り付け部の設計<BR> * 支持金具の設計<BR> * レバー部の設計<BR>4.油圧ジャッキの設計(4)<BR> * オイル逆止装置設計<BR> 仕様書,設計書の提出<BR>5〜12.自由テーマによる設計<BR>13.設計作品の発表<BR>14.設計作品の発表<BR>15.課題提出
[教育方法]
1)自由テーマを設定しグループによる企画,設計を通して,製品設計の流れの理解を目指す.<BR>2)自由テーマについてのプレゼンテーションを通して,基本構想と設計項目との関係および作品説明の重要性の理解を目指す.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械デザインコース》
(C) 【機械工学の基礎】
機械工学に関する基礎知識を修得し,これらの知識を活用して機械工学に関連する諸問題が解決できる能力を身につける.
(E)【デザインとものづくり】
修得した基礎知識を駆使し,与えられた制約の下でデザインやものづくりが合理的かつ効率的に行える能力を身につける.
[その他]
オフィスアワー: 講義終了後または金曜日第V限
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
各授業での対応をまとめた資料が,機械システム工学科会議室(A1-143)で閲覧できます.