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授業科目名
担当教員
量子化学
入江 寛
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
265101 2 AA,CP 2 後期 III
[概要]
 量子化学は原子、分子の世界を理論的に解明しようという学問である。また、量子化学は、化学・物理学だけでなく生物学、薬学、工学など現代科学のあらゆる分野で必須の知識となっている。一方で、量子化学の内容は極めて奥が深く、化学現象を量子化学的にイメージとして理解するに至るには、それなりの努力が必要である。本講義では、量子化学の導入として量子化学の概念や雰囲気を講義を通して体得して欲しい。
[具体的な達成目標]
量子化学を理解する上で基礎となる量子力学から初め、そこで扱うシュレディンガー波動関数を簡単な水素原子系から出発し、化学結合、分子構造論へと講義を進めて行くので、これらにまつわる様々な重要な概念やその方法論について理解する。
[必要知識・準備]
量子化学を比較的分かり易く解説した参考書が多く出版されているので、乱読多読して欲しい。数をこなしていくと、量子化学的に考える、という基本的な思考体系が次第に頭の中に構築されていく。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 35  %理解度、量子化学的ものの考え方 
2小テスト/レポート課題 35  %理解度 
3平常点/受講態度 30  %勤勉度 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. アトキンス, 「物理化学」上, 東京化学同人, ISBN:4807905295
  2. 小出昭一郎, 量子論, 裳華房, ISBN:9784785321314
[講義項目]
第 1回 量子力学誕生のいきさつ<BR>第 2回 シュレディンガー方程式<BR>第 3回 井戸型ポテンシャルを解く 並進運動<BR>第 4回 井戸型ポテンシャルを解く 並進運動(2)<BR>第 5回 振動と回転運動<BR>第 6回 水素様原子<BR>第 7回 水素様原子(2)<BR>第 8回 多電子原子(原子の構造)<BR>第 9回 分子軌道<BR>第10回 分子軌道(2)<BR>第11回 分子軌道(3)<BR>第12回 分子軌道(4)<BR>第13回 光と分子の相互作用<BR>第14回 光と分子の相互作用(2)<BR>第15回 期末試験とその解説
[教育方法]
板書および配布資料
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)