授業科目名
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メディア工学概論
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時間割番号
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263604KA
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担当教員名
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各教員
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開講学期・曜日・時限
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後期・月・I
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単位数
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2
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<対象学生>
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コンピュータ・メディア工学科以外
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<授業の目的および概要>
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情報メディアコース(KM-G)では、人間に視点を置いた情報科学技術、すなわち人間の活動によって発生・表現・伝達・処理され、相互に影響し合う情報の特性と利用のあり方を学ぶ。具体的には、推論や学習の理論、情報の意味を扱う意味論、マルチメディアによるコミュニケーション技術、ネットワーク社会との相互作用を扱う環境情報、これらを支える最新の計算技術について現状を学び、将来を展望する。
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No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
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1 | ◎ | 知識と視野 | 最新の情報メディア工学全般に関して幅広い知識を習得する |
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<授業の方法>
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リレー形式でトピックごとに専門家による講義を行う。毎回課題を課すのでそのレポートを次週担当者に提出すること。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 100 % | 各教員が提供するメディア工学に関するトピックに関してレポートにより理解度を評価する. |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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毎回担当者がメディア工学の各専門分野への導入的講義を各担当者のスタイルで行うので、その中から各分野の技術を修得していく上で何をどのように勉強すればよいかを掴み取ってもらいたい。
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<テキスト>
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- 特にない。必要なものは毎回資料等で用意される。
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<参考書>
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- 各担当者ごとに講義の中で紹介される。
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<授業計画の概要>
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1.ガイダンス<BR> 全体像の説明<BR> 2.柔らかい情報処理<BR> 知的システムの実現のための脳の神経回路網を模倣した情報処理技術<BR> 3.オンラインコラボレーション<BR> ネットワークを介した複数の人間による共同作業を実現するための技術<BR> 4.複合現実感システムと生体信号インタフェース<BR> 現実世界と仮想世界とを融合する複合現実感技術とヒューマンインタフェース<BR> 5.感性情報システムと感性的インタラクション<BR> 人間の感性にもとづいたデザイン手法と人間の感性を創発する技術<BR> 6.聴覚情報処理とメディアの開発<BR> 音から情報を抽出・処理する聴覚系の生理・心理学的特性<BR> 7.人間とコンピュータとのインタラクション<BR> 人間とコンピュータが情報を交換するためのメディアとインタラクション技術<BR> 8.インタラクティブシステムのデザイン<BR> 人間とシステムと対話性の観点からの使いやすいシステムのデザイン<BR> 9.嗅覚・味覚情報処理<BR> 数値化しにくい嗅覚や味覚データの取得と処理方法<BR>10.人工知能とプランニング<BR> 人間のような常識的推論を計算機において実現するための技術<BR>11.コンピュータグラフィックス<BR> コンピュータによる画像生成の技術と最新の研究動向<BR>12.自然言語処理とその応用<BR> 人間が扱う自然言語をコンピュータで処理する技術<BR>13.WEB インテリジェンスと系列データマイニング<BR> 時系列データの解析と知的なWEBコンテンツの処理技術<BR>14.コンピュータビジョン<BR> 人間の視覚と同様の機能をコンピュータで実現する技術<BR>15.推論による仮説発見とシステム生物学<BR> 人が持つ論理的な推論能力をコンピュータで実現する技術
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<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《機械システム工学科機械デザインコース》 | (A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける. | ○ | 《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 | (C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。 | ◎ | 《土木環境工学科》 | A.技術者の責務の自覚
土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。 | ○ |
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[学生による授業評価アンケートに関する記述] |
平成20年度の本講義に関しては,概ね良好な評価を得ている.具体的コメント例を以下に挙げる.<BR>・いろいろな分野の最先端の話題をきくことができ,今後の進路を考えるための参考になる.<BR>・自分の興味のある研究を見つけたり,その研究にはどのような勉強が必要なのかを知ることできる.<BR>・学科で学ぶことが,どのような分野で使われているか知ることができる. |