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授業科目名
担当教員
工業英語演習
石井 孝明
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261340 1 I 2 前期 II
[概要]
2002年には小柴教授と田中耕一氏が、2008年には小林教授、益川教授、南部教授、下村教授がノーベル賞を受賞し、改めて科学者にとってその業績を世界に発信する手段として「技術英語」の重要性を考えさせられた。科学技術を表現する英語は、小説や会話に用いられる英語と異なり、事実を正確(correct)、明確(clear)、簡潔(concise)に伝えることに重点を置いている。したがって、そこに、暗示、推測、著者の思い入れなどが取り込まれてはならない。本演習では、科学技術文が持つこの特異性を学生に認識してもらうとともに、さらに科学技術英語特有の表現を基礎文法の側面から解説し、その構文を理解してもらう。さらに、学生たちの好奇心を刺激するような最新テクノロジに関するトピックなども、reading教材として、できるだけ取り上げて、難解と思われがちな科学技術文が、意外に身近に感じられるように指導する。
[具体的な達成目標]
(1) 工業英語の理解と応用<BR>(2) 工業英語を含む基本的文書の英文読解および英作文<BR>(3) 工業英検4級から3級程度
[必要知識・準備]
二年生の場合、本学入学を果たしてから現在に至るまでの一年間で、受験勉強時に蓄積してあった英単語や英文法の相当数が、消え去ってしまっているようだ。科学技術英語といっても、高校までの英文法と英単語が、その基礎になっていることに変わりはない。英語に苦手意識のある者は、少なくとも中学までの英文法は一通り見直しておくことが望ましい。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %学習理解度・達成度 
2試験:中間期 30  %学習理解度・達成度 
3平常点/受講態度 40  %学習態度等 
[教科書]
  1. 特になし
[参考書]
  1. 工業英検4級クリア, 日本能率協会マネジメントセンター, ISBN:482078045X
[講義項目]
1 ガイダンス・レベル診断<BR>2 リーディング力強化コース(初中級)1〜5<BR>3 リーディング力強化コース(初中級)6〜10<BR>4 リスニング力強化コース(初中級)1〜5<BR>5 リスニング力強化コース(初中級)6〜10<BR>6 TOEIC(R)演習コース(初中級)1〜5<BR>7 技術英語<BR>8 中間評価(試験など)<BR>9 リーディング力強化コース(初中級)11〜15<BR>10 リーディング力強化コース(初中級)16〜20<BR>11 リスニング力強化コース(初中級)11〜15<BR>12 リスニング力強化コース(初中級)16〜20<BR>13 TOEIC(R)演習コース(初中級)6〜10<BR>14 技術英語<BR>15 総合評価(試験など)
[教育方法]
・ALCを用いた演習を行う。<BR>・必要に応じて適宜資料を配布する
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械情報コース》
(B)工学のための基礎知識
機械工学を学ぶ上で基盤となる数学、物理や化学などの自然科学と情報技術の基礎知識を習得し、これらを機械工学へ活用できる能力を身につける。
(C)機械工学の専門基礎知識
機械工学についての基礎知識を修得し、これらの知識を活用することにより機械工学に関連する諸課題を創造的に展開する能力を身につける。
(F)表現力と国際性
自立的に学習、研究して理解したことを具体的かつ論理的に表現し伝達できる能力を養い、共通の課題について他の人とのコミュニケーションをとおして合理的な結論を導き出すことのできる能力を身につける。さらに人々と協働で事業を進めるチームワーク力を身につける。
[その他]
オフィスアワー:火曜5時限
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
演習であるので、積極的に学ぶことを期待します。