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授業科目名
担当教員
機械工学デザインII
吉原 正一郎/大原 伸介
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261242 1 D 2 前期 IV-1-V-1
[概要]
日本工業規格の「機械製図」の基づき、CADシステムを利用して簡単な機械部品・器具の製図を行う。<BR>基礎的な材料力学を使い、規格より部品を選定し表現する能力を養う。<BR>現物のスケッチを行い、使用材料、加工方法、設計と製図の関係を理解する。
[具体的な達成目標]
フランジ型タワミ継手の製図を通して、規格部品(軸)の選定方法がわかり、寸法公差とはめあいが理解できる。<BR>現物(小型万力)を観察して、スケッチ図と製作図を作成することにより、スケッチ図と一定の規約に従った製作図の違いが理解できる。また、現物から設計の工夫を読み取る能力が養成される。<BR>組立図(歯車ポンプ)の組立精度や製品の機能と、その部品図からの形状、表面性状,寸法公差の関係を理解し、図上に表わせるようになる。<BR>描いた図面について、チェックシートをもとにグループによるチェックおよび自己チェックを行い、自ら訂正する能力を養う。
[必要知識・準備]
『基礎工学』部門に相当する科目の中で特に「機械工学デザインI」に関しての基礎知識(図面の書き方・CADシステムの使い方)を修得しておくこと.また,『基礎工学』部門の「もの作り実習」を同時に履修すること.<BR>注意:本科目は「履修順序指定科目」であり,「機械工学デザインI」を履修していなければ,受講できない.<BR>本科目に続き「機械工学デザインIII」,「機械工学デザインIV」が開講されている.これらの科目を履修する前提として,本科目の単位を取得しなければならない.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 100  %課題製作の完成度を確認 
[教科書]
  1. 最新機械製図, 実教出版, ISBN:4407302836,
    (平成20年度から、上記を教科書とする。)
[参考書]
  1. JISハンドブック機械要素2005, 日本規格協会, ISBN:4542173992
[講義項目]
 1.「公差・はめあい、三角法の復習」<BR>    ☆機械工学デザインIで習得した公差や三角法についての復習<BR> 2.「三角法の復習」<BR>    ☆製図作成(立体図から投影図の作成)<BR> 3.「穴・ねじ、その1」<BR>    ☆穴やねじの種類とその書き方の解説と製図作成<BR> 4.「穴・ねじ、その2」<BR>    ☆製図作成(穴やねじの製図)<BR> 5.「歯車ポンプその1」<BR>    ☆歯車ポンプの原理の解説とその図面の書き方の説明<BR> 6.「歯車ポンプその2」<BR>    ☆製図作成(歯車ポンプの図面の書き方の説明)<BR> 7.「歯車ポンプその3」<BR>    ☆製図作成(歯車ポンプの図面の書き方の説明)<BR> 8.「機械万力のスケッチ製図・製作図・部品図」<BR>    ☆実物の機械万力から寸法の読み取り<BR> 9.「機械万力のスケッチ」<BR>    ☆製図作成(機械万力のスケッチ作成)<BR>10.「検討図その1」<BR>    ☆製図作成(機械万力の検討図作成)<BR>11.「組立図」<BR>    ☆製図作成(機械万力の組立図作成)<BR>12.「部品図その1」<BR>    ☆製図作成(機械万力の部品図作成)<BR>13.「部品図その2」<BR>    ☆製図作成(機械万力の部品図作成)<BR>14.「口頭試問」<BR>15.「最終提出及び面接」
[教育方法]
1.授業中の製図作成状況       50%<BR>2.提出課題(口頭面接含む)      50%<BR>本授業は製図(設計含む)であり、出席し、課題に沿った作品を製図規則にのっとって書き上げることが第一のも起票であるので、授業中の活動を重要視し,50%の重みをおく。また提出期限については、設計製図現場に則した考え方より期限(納期)を守ることと,口頭試問に対して50%の重みをおく。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械デザインコース》
(C) 【機械工学の基礎】
機械工学に関する基礎知識を修得し,これらの知識を活用して機械工学に関連する諸問題が解決できる能力を身につける.
(E)【デザインとものづくり】
修得した基礎知識を駆使し,与えられた制約の下でデザインやものづくりが合理的かつ効率的に行える能力を身につける.
[その他]
欠席は2回までとする.<BR>平成21年度の教科書は平成20年度で使用したものと同じです。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
・各授業での対応をまとめた資料が,機械システム工学科会議室(A1-143)で閲覧できます.