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授業科目名
担当教員
流体工学II及び演習
宮田 勝文
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261052 2 D 3 前期 IV-1-V-1
[概要]
流体工学1で学んだ基礎理論(主に静水圧とベルヌイの定理)を利用し、運動量理論、流動抵抗、流体計測法等より実用的な問題を扱う。その後で、非粘性・渦なし流れ(ポテンシャル流れ)の初歩を学ぶことにより,流体運動をより精確に理解する方法について学ぶ。
[具体的な達成目標]
(1)衝突噴流による力が運動量法則から計算できる<BR>(2)損失のある円管における流量、圧力降下が計算できる<BR>(3)ベルヌイ型の流量計の原理が説明できる<BR>(4)渦なし流れの説明ができる<BR>(5)速度ポテンシャルが説明できる<BR>(6)円柱まわりのポテンシャル流れが説明できる
[必要知識・準備]
この講義では以下の科目を習得していることを前提にしています<BR>線形代数I,II<BR>微分積分学及び演習<BR>流体工学1<BR>微分方程式I
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 80  %原理をあてはめ、具体的な計算ができる 
2試験:中間期 20  %レポート課す場合には、レポートと合わせて20点とする 
[教科書]
  1. 詳解流体工学演習, 共立出版, ISBN:4320080505,
    (ポテンシャル流れについては、プリントを配布する)
[参考書]
  1. 日野幹雄, 流体力学, 朝倉書店, ISBN:4254200668
  2. 安藤常世, 流体力学, 培風館, ISBN:456302421X
[講義項目]
 (1)運動量理論<BR>    検査面と検査体積 <BR> (2)運動量理論の応用、その1<BR>    噴流等への応用<BR> (3)運動量理論の応用、その2<BR>    曲がり管等への応用<BR> (4)円管内の流れと管路の損失<BR>    層流と乱流、レイノルズ数、ポアゼイユ流れ<BR> (5)境界層と物体まわりの流れ<BR>    境界層の形成、剥離、円柱まわりの流れ<BR> (6)回転する流体の運動<BR>    渦、カルマン渦列 <BR> (7)流体計測法<BR>    圧力の測定、流速の測定、流量の測定<BR> (8)ポテンシャル流れの序<BR>    実用上の流れとの関係,数学的準備(ベクトル演算子と複素数)<BR> (9)流体運動の記述法<BR>     ラグランジュの方法,オイラーの方法,実質微分,流線,流脈線,流跡線<BR> (10)オイラーの運動方程式<BR>     理想流体の運動方程式,オイラーの運動方程式の積分(ベルヌーイの定理)<BR> (11)流体要素の変形と回転運動(1)<BR>     回転運動,非回転運動<BR> (12)流体要素の変形と回転運動(2)<BR>     渦なし流れ,渦度と循環,自由渦,強制渦<BR> (13)流れの関数<BR>     連続の式と流れの関数,流線,流量との関係<BR> (14)速度ポテンシャル<BR>    二次元ポテンシャル流れ<BR> (15) 試験等
[教育方法]
講義はOHPを用いて説明する<BR>各回ごとの演習にはTAによる教育補助がある
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械デザインコース》
(C) 【機械工学の基礎】
機械工学に関する基礎知識を修得し,これらの知識を活用して機械工学に関連する諸問題が解決できる能力を身につける.
[その他]
(未登録)
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
・各授業での対応をまとめた資料が,機械システム工学科会議室(A1-143)で閲覧できます.