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授業科目名 社会系 現代経済システム
時間割番号 256445KA
担当教員名 門野 圭司
開講学期・曜日・時限 後期・火・IV 単位数 2
<対象学生>
J以外
<授業の目的および概要>
持続可能な社会の具体的な姿を展望するうえで、現代の経済システムがどのような特徴を備え、どのような原理や法則に基づいて運動しているのかを学ぶ意義は大きい。そこで本講義では、現代経済システムに関する基本的な知識を学ぶとともに、経済学分野において鍛え上げられてきたさまざまな「道具」の使い方を身につけること、すなわち「経済を見る目」を養うことを履修目標とする。その際、現実の経済に対する理解をより深めることを目指し、具体高校社会科(地歴公民)を復習しておくことが望ましい。<BR> なお、高校社会科(地歴公民)を復習しておくことが望ましい。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野(1)価格メカニズムや比較優位など、経済の基本的なロジックを理解する。
(2)企業や家計、金融など、経済主体の基本的な役割を理解する。
(3)経済のロジックや経済主体の役割と現在の経済現象とのつながりを理解する。
(4)経済のしくみと環境問題との関連について理解する。
<授業の方法>
(1)講義中に簡単な演習問題を解かせることにより、経済のロジックや経済のしくみを体得できるように心がけている。<BR>(2)板書を精力的に行ない、筆記能力の向上に資するように心がけている。<BR>(3)経済事象や経済データを集めたプリントを毎回配布し、実際の出来事に基づいて経済のロジックや経済のしくみを理解できるように心がけている。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %自発的勉学、論理的思考能力 
2小テスト/レポート課題 30  %授業理解力 
3平常点/受講態度 20  %表現力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 特になし
<参考書>
  1. 飯田泰之, 経済学思考の技術, ダイヤモンド社, ISBN:4478210489
  2. ゼミナール日本経済入門, 日本経済新聞社, ISBN:4532133114
  3. 稲葉振一郎, 経済学という教養, 東洋経済新報社, ISBN:4492394230
  4. 小田中直樹, ライブ経済学の歴史, 勁草書房, ISBN:4326550465
  5. 岸本重陳, 新版経済の仕組み100話, 岩波書店, ISBN:4005002390
<授業計画の概要>
1.経済とは何か<BR> (1)経済プロセス (2)3つの経済主体 (3)システムの再生産<BR>2.市場システム<BR> (1)需要と供給 (2)価格メカニズム (3)価格メカニズムの長所と短所 (4)価格メカニズムと環境問題<BR>3.企業活動<BR> (1)協業と分業 (2)企業、会社、利潤 (3)産業資本主義からポスト産業資本主義へ (4)日本的経営 (5)企業の社会的責任 (6)企業活動と環境問題<BR>4.金融<BR> (1)経済活動と金融 (2)貨幣の機能と金利 (3)金融機関の社会的機能 (4)不良債権問題 (5)中央銀行の役割 (6)金融と環境問題<BR>5.景気変動<BR> (1)経済成長率 (2)景気の諸側面 (3)景気循環の型と周期 (4)デフレ不況をどう考えるか (6)景気変動と環境問題<BR>6.家計と労働<BR> (1)家計とは (2)雇用 (3)雇用形態の変化と家計 (4)日本型雇用慣行 (5)日本型雇用慣行の崩壊と家計<BR>7.貿易<BR> (1)経済の国際化とグローバル化 (2)比較生産費説 (3)貿易自由化の光と影 (4)貿易と環境問題<BR>8.地域<BR> (1)地域概念の重要性 (2)持続可能な社会の実現に向けた地域的取り組み<BR>9.総括評価
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《電気電子システム工学科》
A-1:人としての常識を持ち,人の社会性を認識する
人間形成科目部門を通じて自分を取り巻く環境の中で円滑かつ持続的に活動を続けるための常識を身につけるとともに,テーマ別教養科目部門の内,「文化系」「社会系」「国際交流系」の科目を通じて歴史や様々な文化,社会の仕組みを理解し,社会人としての良識と倫理,多様な価値観を理解する広い視野を備える
 
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)