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授業科目名
担当教員
基礎生物学
御園生 拓/岩田 智也
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
256260 2 J 1 後期 III
[概要]
 生物学の基本的な概念とごく基礎的な用語を解説し、生物とはなにかという生物学の根元的な問いの持つ意味の理解をめざす。ビデオなどの視覚メディアを多用することによって生き物に対する科学的な視点を持たせ、さらに興味・関心を呼び起こすことを目的とする。多岐に渡る生物学の分野から、特に以下のテーマについて概説する。<BR> 細胞・代謝:生物の基本単位としての細胞の理解を通して生物の共通性を知る<BR> 遺伝子:現代のキーワードの一つである遺伝子の機能と意味を概観する<BR> 分類・進化:さまざまな生物をグループ化することにより生物の多様性を知る<BR> 生態:自然界の中でさまざまに繋がっている生物間の関係を知る
[具体的な達成目標]
・生き物とは何かという根元的な問に対する科学的な答えを用意できること<BR>・自らが生き物の一員であることを理解すること<BR>・生態系の中の生物の相互作用を知り,その中に人間も組み込まれていることを理解すること
[必要知識・準備]
生物学の知識は特に必要としない。基本的に生物学の基礎知識を持たない人間を想定した授業を行う。しかし、生き物とはなにか、生きているとはどういうことかという問に対するストレートな興味と、何が語られているのかを理解する能力は求められる。なお、手近な入門書など(生物学関連であればどのようなものでもよい)を読みあさっておくといいだろう。<BR>必ず学生証による出席登録を行うこと.リアクションペーパーだけでは出席にはならない.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %論述式の試験によって,授業内容の理解と,論理構成能力,文章表現力を評価する. 
2試験:中間期 40  %論述式の中間試験によって,授業内容の理解と,論理構成能力,文章表現力を評価する. 
3平常点/受講態度 20  %出席および毎回のリアクションペーパーによって各講義の理解度を評価する 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 講義の中で適宜指示する
[講義項目]
     1  生物学の位置づけ<BR>  2〜4  生物は生きている物だー細胞の持つ意味(細胞・生体物質)<BR>  5〜7  生きているとはどのようなことか(代謝・遺伝)<BR>  8〜10 私たちははどこから来たのか(分類・系統・進化)<BR> 11〜15 生物たちの世界・私たちの世界(生態)<BR>内容等は適宜変更されるので,詳細ページ<http://anzu.js.yamanashi.ac.jp/~mist/Lecture/biology.html>参照のこと.
[教育方法]
講義形式
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
いわゆる理学生物系の講義ではなく,AV教材などを多用した「社会で役立つ」生物学という色合いを強めたい.<BR>視点の多様性にも注目のこと.