山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
線形代数学I
竹内  智
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
256010 2 J 1 前期 III
[概要]
数学を応用する際、もっとも大切なことは定理や公式を覚えていることではなく、根底にある基本的な考え方を理解していることである。現実の問題において、数学の理論がそのままの形で用いられることはまれであり、既存の理論に少し工夫を加えれば解決する場合が結構多い。そのためには、具体的で適切な例題を自分で手を動かして解くのが最も望ましい。例題を解いていく過程で、理論の根幹にあるアイデアをとらえ、さまざまな状況に臨機応変に対応できる能力を養うことができる。線形代数学では、計算に重点をおいて、例題を解きながら理解を深めるというスタイルで講義を行う。
[具体的な達成目標]
ガウスの消去法を理解し、行列式の計算や逆行列の導出ができること。
[必要知識・準備]
高校で履修した数学の教科書の中で,特にベクトルと行列については復習しておくことが望ましい。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %理解度と応用力を評価するために記述式の試験を行う。 
2試験:中間期 30  %理解度と応用力を評価するために記述式の試験を行う。 
3平常点/受講態度 20  %理解度を評価するために講義の後半で演習を行う。 
[教科書]
  1. ISBN:4000078623,
    (薩摩順吉、四ッ谷晶二:『理工系数学のキーポイント●2 キーポイント線形代数』 岩波書店)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
  1.なぜガウスの消去法か<BR>  2.連立一次方程式を確実に解こう<BR>  3.なぜクラメルの公式が必要か<BR>  4.行列式のいろいろな性質<BR>  5.n元連立一次方程式の解<BR>  6.置換による行列式の定義<BR>  7.行列式の計算もガウスの消去法で<BR>  8.行列の積<BR>  9.余因子展開とは<BR> 10.逆行列の公式<BR> 11.逆行列の計算もガウスの消去法で<BR> 12.ベクトルの線形独立と線形従属<BR> 13.基底とは<BR> 14.ベクトル空間<BR> 15.部分空間
[教育方法]
講義内容として、時間の前半は教科書に従った講義を行い、後半は講義の内容を復習するための演習を行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)