山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
応用物理学I
宮田 勝文
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
251150 A 2 D 1 後期 II
[概要]
 これまでに学んだ質点の力学を基にして、大きさを持つ代表的な剛体である球や丸棒の簡単な運動を第一原理から理解することを目標にする。このために、天体の運動と中心力(万有引力)の関係を通して質点から質点系へと運動方程式の理解を深め、重心の重要性を理解するとともに、剛体の簡単な運動、特に固定軸をもつ剛体の運動を理解する。 
[具体的な達成目標]
(1)極座標が理解できる<BR>(2)ケプラーの法則と運動方程式の関係が説明できる<BR>(3)単純な形状の物体の重心位置が計算できる<BR>(4)剛体の慣性モーメントの意味が説明できる<BR>(5)単純な形状の剛体の慣性モーメントが計算できる<BR>(6)円柱、球の単純な運動が記述できる
[必要知識・準備]
この講義では以下の科目を習得していることを前提にしています <BR> 線形代数 I<BR> 微分積分学及び演習<BR> 基礎物理学 I
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 80  %原理をあてはめ、具体的な計算ができる 
2試験:中間期 20  %レポート課す場合には、レポートと合わせて20点とする 
[教科書]
  1. 戸田盛和, 力学, 岩波書店, ISBN:4000076418,
    ( 戸田盛和著、物理学入門コース1「力学」、岩波書店)
[参考書]
  1. 兵頭俊夫, 考える力学, 学術図書出版, ISBN:4873610990
  2. 小出昭一郎、兵頭申一、阿部龍蔵, 物理概論(上巻), 裳華房, ISBN:4785320176
[講義項目]
1.基礎的事項の復習と確認事項<BR>2.ケプラーの法則と極座標<BR>3.中心力と極座標表示<BR>4.万有引力の法則と運動の法則との関係(1)<BR>5.万有引力の法則と運動の法則との関係(2)<BR>6.角運動量と力のモーメント、角運動量ベクトル<BR>7.質点系に対する運動量保存の法則<BR>8.質点系と重心<BR>9.重心と重心まわりの運動への分離<BR>10.剛体の運動方程式、固定軸を持つ剛体の運動<BR>11.剛体の慣性モーメント(1)<BR>12.剛体の慣性モーメント(2)<BR>13.剛体の簡単な運動(1)<BR>14.剛体の簡単な運動(2)<BR>15. 試験等
[教育方法]
内容の区切りごとに簡単な演習問題を解く<BR>講義はOHPにより説明し、必要に応じて板書する
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械デザインコース》
(B)【機械工学と自然科学】
数学,物理や化学などの自然科学と情報技術の基礎知識を修得し,これらの知識を機械工学へ活用できる能力を身につける.
[その他]
(未登録)
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
・各授業での対応をまとめた資料が,機械システム工学科会議室(A1-143)で閲覧できます.