授業科目名				担当教員
基礎物理学実験I				渡辺 勝儀／大澤　昭則／［本田］建／北村　敏也／倉島　優一
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
251145	2	I	1	後期	木	III-IV
［概要］
力学、電磁気学、光学、熱学、原子物理学に関する基本的な実験により、物理現象の観察や物理量の測定を行う。実験事実と対比することによって物理法則の理解を深める。また、各種測定機器の使用法、有効数字や誤差の取り扱い、グラフの書き方、報告書の作成に習熟する。<BR>　予め決められた配当表にしたがって、下記実験項目を毎週１項目づつ行う。実施した実験の報告書を翌週に提出してもらう。実験の内容は教科書にある。最初の時間は下記の実験は行わないで、有効数字や誤差の扱い、実験を行う際の注意、報告書の書き方などに関する講義を行う。内容は基礎物理学実験IIに継続する。
［具体的な達成目標］
(1)　物理学の諸法則の理解<BR>(2)　実験技術の習得<BR>(3)　データ処理の理解と習得<BR>(4)　レポート作成技術の習得
［必要知識・準備］
高校で履修する程度の物理学の予備知識が必要である。各自が行う予定の実験を教科書で予習しておくこと。グラフ用紙、関数電卓（四則演算と三角関数や平方根の計算ができる程度で十分である）を用意すること。
［評価方法・評価基準］
No 評価項目 割合 評価の観点 1 小テスト／レポート課題  80  % 以下の項目が、明確に、分かりやすくかつ論理的に書けているか採点する。（１）実験の目的（２）実験方法及び実験手順（３）実験結果（４）考察  2 平常点／受講態度  20  % 実験開始時の点呼だけでなく、実験結果の確認をもって出席とする。
［教科書］
高橋重雄他, 基礎物理学実験, 三共出版, ISBN:4782703104 国立天文台, 理科年表, 丸善, ISBN:4621079026
［参考書］
ファインマン, ファインマン物理学 (1), 岩波書店, ISBN:4000077112 ファインマン, ファインマン物理学 (2), 岩波書店, ISBN:4000077120 ファインマン, ファインマン物理学 (3), 岩波書店, ISBN:4000077139
［講義項目］
１．重力加速度の測定<BR>　２．ずれ弾性率（剛性率）の測定<BR>　３．ヤング率の測定<BR>　４．スプリングバランス<BR>　５．メルデの実験<BR>　６．クントの実験　　　　　　　　　　　　　<BR>　７．気圧計<BR>　８．液体の粘性<BR>　９．固体の比熱<BR>１０．液体の比熱<BR>１１．線膨張率の測定<BR>１２．熱の仕事当量<BR>１３．レンズの焦点距離の測定<BR>１４．屈折率の測定<BR>１５．回折格子<BR>１６．ニュートン環<BR>１７．強磁性体の磁化特性<BR>１８．電気抵抗の温度係数<BR>１９．熱起電カの測定<BR>２０．オシロスコープの使用法とその応用<BR>２１．トランジスターの特性<BR>２２．プランク定数の測定<BR>２３．地磁気の測定<BR>２４．面積の測定<BR>２５．比重の測定<BR>２６．偏光計
［教育方法］
（１）実験中はいつでも質問を受け付ける。<BR>（２）レポートの内容によっては面接を行い、良かった点悪かった点を含めてアドバイスを行う。
［JABEEプログラムの学習・教育目標との対応］
《機械システム工学科機械情報コース》 (B)工学のための基礎知識 機械工学を学ぶ上で基盤となる数学、物理や化学などの自然科学と情報技術の基礎知識を習得し、これらを機械工学へ活用できる能力を身につける。 ◎
［その他］
オフィスアワー：火曜日５時限にＳ−２１６の研究室で質問・相談受け付けます（渡辺）。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
当科目は現在のところアンケートの対象外である。