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授業科目名
担当教員
基礎物理学II
張本 鉄雄
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
251120 B 2 I 1 後期 III
[概要]
 基礎物理学IIでは、振動・波動と呼ばれる現象とその数学的な解析方法について学ぶ。振動と波動は、物体の基本的な運動形態であり、力学、電磁気学、量子力学、音響学等極めて広範な理工系諸分野に現れる重要な物理現象である。本科目は、ばねの振動や弦の振動から始め、波動の一般的な特性を学習した後、干渉と回折に至る。
[具体的な達成目標]
(1)単振動運動を理解でき、単振動運動方程式の解を求めることができる。<BR>(2)減衰振動と強制振動を方程式で表現でき、方程式の解を求めることができる。<BR>(3)振動と波動の関係を理解でき、波動方程式の解を求めることができる。<BR>(4)波の干渉や回折の物理的意味を理解でき、数学的に解析することができる。
[必要知識・準備]
 基礎物理学I、微分積分学I
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %波動についての理解度と到達度 
2試験:中間期 30  %振動についての理解度と到達度 
3小テスト/レポート課題 10  %普段の講義内容に対する理解度 
4平常点/受講態度 10  %普段の学習姿勢、出席状況 
[教科書]
  1. 担当教員によって作成された独自のプリントを使用する
[参考書]
  1. 野村昭一郎、武者利光、内藤喜之、森泉豊栄, 振動・波動入門, コロナ社, ISBN:4339065536
[講義項目]
  1.単振動の運動方程式とその解<BR>  2.単振動のエネルギー<BR>  3.単振動の合成<BR>  4.減衰振動の運動方程式とその解<BR>  5.減衰振動のエネルギー<BR>  6.強制振動の運動方程式とその解<BR>  7.強制振動のエネルギーと共振  <BR>  8.中間評価(試験等)<BR>  9.連成振動<BR> 10.波の伝搬と波動方程式<BR> 11.波動方程式の解<BR> 12.位相、波面、群速度、位相速度<BR> 13.波の干渉<BR> 14.波の回折<BR> 15.総合評価(試験等)
[教育方法]
テキストに沿って授業を行い、具体的な例題を解きながら内容を説明する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械情報コース》
(B)工学のための基礎知識
機械工学を学ぶ上で基盤となる数学、物理や化学などの自然科学と情報技術の基礎知識を習得し、これらを機械工学へ活用できる能力を身につける。
(C)機械工学の専門基礎知識
機械工学についての基礎知識を修得し、これらの知識を活用することにより機械工学に関連する諸課題を創造的に展開する能力を身につける。
(E)分析能力と問題解決能力
機械工学に関連する課題に対して、機能上の要求を踏まえた上で現状の問題点を認識できる能力を身につけ、これらの問題点を分析し、問題の解決方法を立案・実行する能力を身につける。
[その他]
オフィスアワー:A1-215の教員室で質問・相談を受ける。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)