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授業科目名
担当教員
微分方程式I
近藤 英一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
251060 B 2 I 2 前期 II
[概要]
 微分方程式は、機械システム工学技術者として必要とされる知識の数学的な基礎として極めて重要な科目である。本講義では機械設計を始めとする各種の物理的な現象を数学的に解決するための基礎知識を修得することを目標とする。具体的には,1階常微分方程式,2階線形常微分方程式,記号法を利用した常微分方程式の解法および連立常微分方程式の解法を修得することを主な目標とする。
[具体的な達成目標]
1階常微分方程式,2階線形常微分方程式,記号法を利用した常微分方程式の解法および連立常微分方程式の解法および力学的な諸問題への応用能力を身につけることが目標である。<BR> 本講義の理解度を計る目安として,標準問題集が用意されている。この問題集の70%以上を自力で解決できることが要求される。逆に言えば,70%以上を自力で解決できれば本講義の最低限の目標は達成されたものと認められる。理解できない箇所がある場合にはオフィスアワーに教員室を訪ね,理解を深める努力をするよう期待する。各自勉学の計画を立て,学習目標を達成することを期待する。
[必要知識・準備]
本科目の履修前に微分・積分学,線形代数学をきちんと勉強しておくこと。また,基礎物理学を修得しておくことも望まれる。機械設計,機械力学,振動工学などを始めとする械情報工学のあらゆる専門科目に必要とされる。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 55  %内容を理解しているか 
2試験:中間期 35  %よく勉強しているか 
3小テスト/レポート課題 5  %日常的に勉強しているか、内容の理解は十分か 
4平常点/受講態度 2  %講義によく出席しているか、講義は聴いているか。1、2と合算して評価する 
5発表/表現等 2  %講義中に発言があるか。1、2と合算して評価する 
6その他 1  %遅刻はしないか等、1,2に合算して評価する 
[教科書]
  1. 石原繁、浅野重初, 新課程微分方程式, 共立出版(株), ISBN:4320015177
[参考書]
  1. 微分方程式の解法, 昭晃堂, ISBN:4785670266
[講義項目]
1.微分方程式とは<BR>    微分方程式の定義、一般解、図式解法<BR>2.1階常微分方程式 <BR>      変数分離形(1)<BR>3.    変数分離形(2)<BR>4.    同次形(1)<BR>5.    同次形(2)<BR>6.    線形微分方程式(1)<BR>7.    線形微分方程式(2)<BR>8.中間評価(試験)<BR>9.2階線形常微分方程式<BR>    2階同次線形微分方程式の解の性質<BR>10. 定数係数の2階線形微分方程式(1)<BR>11. 定数係数の2階線形微分方程式(2)<BR>12. 定数係数の2階線形微分方程式(3)<BR>13.いろいろな微分方程式、高階線形常微分方程式<BR>14.図的解法、復習<BR>15.期末評価(試験)
[教育方法]
教科書に沿って講義を行う。教科書に載っていない事項についても、補足的な説明を行う。必要な場合には、プリントを配布する。<BR>不定期にレポート課題を課す。<BR>中間試験を行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
オフィスアワー 昼休み、月曜午後5--6時 A7-204教官室<BR><BR>特別試験の実施基準(本科目の基準)<BR>1)最終成績の平均点が70点以下<BR>  かつ<BR>2)対象者(50点以上)が5名以上<BR>理由:試験の難易度は年によって振れがありますし,学年によっても出来不出来は違います。ですから,平均点が低い場合には救済的に特別試験を実施します。その場合には対象者も当然多くなります。単に不勉強な少数の学生を救済するのでは一生懸命勉強した皆さんにも失礼にあたるとおもいまして。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)