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授業科目名
担当教員
線形代数学I
本田   建
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
251000 B 2 I 1 前期 II
[概要]
 線形代数とは、ベクトルの線形変換を基礎とする数学体系である。とくに、ベクトル、行列、行列式は数学や物理学、工学において広く応用されている。本講義では、行列(定義、演算)および行列式(定義,性質、計算法)を学び,応用として連立1次式の解法(クラメル公式など)を学習する。
[具体的な達成目標]
行列の演算、基本変形ができ、階数を求めるることができること。行列式の計算、基本変形ができること。本講義の理解度を計る目安として,標準問題集が用意されている。この問題集の70%以上を自力で解決できることが要求される。逆にいえば,70%以上を自力で解決できれば本講義の最低限の目標は達成されたものと認められる。理解できない箇所がある場合にはオフィスアワーに教員室を訪ね,理解を深めておくよう期待する。各自勉学の計画をたて,学習目標を達成することを期待する。
[必要知識・準備]
 実数の演算法則(分配則、結合則)、ベクトルの定義とその内積、外積講義開始前にこれらについてよく復習しておくこと。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %試験範囲の課題が理解ができているかどうか 
2試験:中間期 30  %試験範囲の課題が理解ができているかどうか 
3小テスト/レポート課題 15  %与えられた課題に対し真面目に取組んでいるか 
4平常点/受講態度 15  %真面目に受講しているか 
[教科書]
  1. 小平平治, テキスト 線形代数, 共立出版, ISBN:4320017102
[参考書]
  1. 小平平治, クイックマスター 線形代数, 共立出版, ISBN:4320015428,
    ( 参考書:必要があれば授業中に紹介する。)
[講義項目]
  1.ベクトル<BR>  2.行列<BR>  3.行列の乗法<BR>  4.行列の除法<BR>  5.行列の基本変形<BR>  6.ベクトルの1次独立性<BR>  7.行列の階数<BR>  8.中間評価(試験等)<BR>  9.連立1次方程式<BR> 10.面積・体積と行列式<BR> 11.行列式の基本性質<BR> 12.積の行列式<BR> 13.逆行列の公式<BR> 14.クラメルの公式<BR> 15.総合評価(試験等)
[教育方法]
教科書に沿って授業をおこない、具体的な問題を解いて解説を行う。理解しているか確認のための小テストを不定期に行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《機械システム工学科機械情報コース》
(B)工学のための基礎知識
機械工学を学ぶ上で基盤となる数学、物理や化学などの自然科学と情報技術の基礎知識を習得し、これらを機械工学へ活用できる能力を身につける。
(C)機械工学の専門基礎知識
機械工学についての基礎知識を修得し、これらの知識を活用することにより機械工学に関連する諸課題を創造的に展開する能力を身につける。
[その他]
オフィスアワー:前期火曜日5時限にA1−155の教員室で質問・相談を受付ける。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
理解するのに難しい部分については、新たに分かりやすい図等を加え説明することにした。