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授業科目名  英語構造論IIA
時間割番号 181195A
担当教員名 松岡 幹就
開講学期・曜日・時限 前期・木・IV 単位数 2
<対象学生>
教育人間科学部
<授業の目的および概要>
生成文法(人間が本能的に持っている、言語を獲得して話せる能力を、科学的に明らかにしようとする研究)の観点から、英語の文の構造を考える。さらに、英語を日本語や他の言語と比較し、歴史や地理や文化の違いを越えて、人間の言語に共通して見られる特徴について考察する。
<到達目標>
(1) 文法に見られる現象を観察し、それを説明し得る仮説を立て、その仮説をさらに検  証するというようにして、人間の言語を科学的に研究する方法を理解する。<BR>(2) 英語で書かれた文献を正確に理解して要約する能力を身につける。
<授業の方法>
受講者がグループ単位で、指定されたテキストの部分の内容を要約して説明する。それを補う形で、教員が板書やプリントを使って説明を行う。また、テキストの各章が終わるごとに、言語データの分析を中心とした課題に取り組む。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 60  %論理的思考能力、問題解決能力、観察/実験力 
2平常点/受講態度 10  %日常的努力 
3発表/表現等 30  %情報整理力、発表、表現力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
中学や高校の英語の授業で習う学校文法とは大きく異なる視点から英語の文の組み立てを考察します。前向きに取り組めば、我々の言語について、必ず何か新しい発見があると思います。
<テキスト>
  1. Andrew Carnie, Syntax : a generative introduction (2nd edition), Blackwell, ISBN:1-4051-3384-8
  2. Stephan Crain and Diane Lillo-Martin, An Introduction to Linguistic Theory and Language Acquisition, Blackwell, ISBN:0-631-19536-X
<参考書>
  1. 北川善久、上山あゆみ, 生成文法の考え方, 研究社, ISBN:4327257028
  2. 柴谷方良、影山太郎、田守育啓, 言語の構造 意味・統語篇, くろしお出版, ISBN:4874240313
  3. 福井直樹, 自然科学としての言語学, 大修館書店, ISBN:4-469-21265-2
<授業計画の概要>
第1週  導入<BR>第2-3週  母国語習得<BR>第4-5週  生成文法研究の方法論<BR>第6-8週  品詞<BR>第9-10週 構成素、樹形図、文法規則<BR>第11-12週 階層構造と文法関係<BR>第13-14週 代名詞の分布<BR>第15週  総括
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)