授業科目名
|
英米言語特殊講義III
|
時間割番号
|
181038
|
担当教員名
|
松岡 幹就
|
開講学期・曜日・時限
|
前期・火・IV
|
単位数
|
2
|
<対象学生>
|
教育人間科学部
|
<授業の目的および概要>
|
中学や高校の英語の授業で5文型というものを習った人は多いであろう。この5文型がそうであるように、主語・動詞・(直接/間接)目的語・補語などによって構成される基本的な文の形(構文)は動詞によって決まる。近年の研究で、動詞の意味的性質と構文の間にはこれまで考えられていた以上に密接な関係があることが明らかになってきている。しかもそこに見られる一定の規則性は、英語や日本語をはじめとして、多くの人間言語に共通して観察されている。この分野の研究は、我々が周りの出来事をどのように認識して言語化しているかということなど、人間の言語と認知システムとの関係を理解する上でも、重要な意義を持っていると考えられている。<BR> この授業では、上記のような研究成果に基づき、動詞の意味と構文の関係について、英語と日本語の比較を中心にして考察する。
|
<到達目標>
|
(1)文法に見られる現象を観察し、それを説明し得る仮説を立て、その仮説をさらに検 証するという手順で、人間の言語を科学的に研究する方法を身につける。<BR>(2)上記(1)の方法に基づく他人の研究を要約し、わかりやすく説明できるようにする。
|
<授業の方法>
|
受講者が、課題論文の内容について、資料を用意して発表する。その後、全員で質疑応答を行う。
|
<成績評価の方法>
|
No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
---|
1 | 小テスト/レポート課題 | 50 % | 論理的思考能力、問題解決能力、観察/実験力 | 2 | 平常点/受講態度 | 10 % | 日常的努力 | 3 | 発表/表現等 | 40 % | 論理的思考能力、情報整理力、発表、表現力 |
|
<受講に際して・学生へのメッセージ>
|
人間言語の文法を探求する楽しさを知ってほしいと思います。
|
<テキスト>
|
- プリントを配布
|
<参考書>
|
- 柴谷方良, 日本語の分析, 大修館書店, ISBN:4-469-22022-1
- 影山太郎, 動詞意味論 言語と認知の接点, くろしお出版, ISBN:4-87424-130-1
- 影山太郎(編), 日英対照 動詞の意味と構文, 大修館書店, ISBN:4-469-24459-7
|
<授業計画の概要>
|
第1週 導入<BR>第2-14週 論文発表、質疑応答<BR>第15週 総括<BR><BR>詳しくは第1週の授業で説明します。
|
[学生による授業評価アンケートに関する記述] |
(未登録) |