山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名  英語文法論IIA
時間割番号 181033A
担当教員名 松岡 幹就
開講学期・曜日・時限 後期・火・III 単位数 2
<対象学生>
英語構造論II(前期、松岡担当)を受講した(またはその内容を理解している)学生
<授業の目的および概要>
生成文法(人間が本能的に持っている、言語を獲得して話せる能力を、科学的に明らかにしようとする研究)の観点から、英語の文の構造を考える。さらに、英語を日本語、フランス語、アイルランド語などの他の言語と比較し、文化の違いを越えて人間の言語に共通して見られる特徴について考察する。
<到達目標>
(1) 文法に見られる現象を観察し、それを説明し得る仮説を立て、その仮説をさらに検  証するというようにして、人間の言語を科学的に研究する方法を身につける。<BR>(2) 英語で書かれた文献を正確に理解して要約する能力を身につける。
<授業の方法>
受講者がグループ単位で、指定されたテキストの部分の内容を要約して説明する。それを補う形で、教員が板書やプリントを使って説明を行う。また、テキストの各章が終わるごとに、言語データの分析を中心とした課題に取り組む。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 70  %論理的思考能力、問題解決能力、観察/実験力 
2平常点/受講態度 10  %日常的努力 
3発表/表現等 20  %情報収集/整理力、発表、表現力、 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
中学や高校で習う学校文法とは異なる視点から、英語の文の構造や意味を考えます。文法について、自ら観察し、発見する楽しさを体験してほしいと思います。
<テキスト>
  1. Andrew Carnie, Syntax: a generative introduction, Blackwell, ISBN:1405133848
<参考書>
  1. 北川善久、上山あゆみ, 生成文法の考え方, 研究社, ISBN:4327257028
  2. 柴谷方良、影山太郎、田守育啓, 言語の構造 意味・統語篇, くろしお出版, ISBN:4874240313
  3. 福井直樹, 自然科学としての言語学, 大修館書店, ISBN:4-469-21265-2
<授業計画の概要>
第1週 Introduction<BR>第2-3週 X-bar theory <BR>第4-5週 Extending X-bar Theory to Functional Categories<BR>第6-7週 Constraining X-bar Theory<BR>第8-9週 Head-to-Head Movement<BR>第10-11週 DP Movement<BR>第12-13週 Wh-movement<BR>第14-15週 A Unified Theory of Movement
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)