山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名  異文化間コミュニケーション
時間割番号 163922
担当教員名 秋山 高二
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
「英語教育専修」の2〜3年生、および「英語」の副免許」をとろうとする学生。
<授業の目的および概要>
今日、政府の役人や文科省・外務省の役人だけではなく、一般の人々も諸外国と「異文化理解」や「相互交流」がますます必要になっている。ひとりひとりが「親善大使」になってきていると言っても過言ではない。この授業を通して、異文化理解にはどのような問題があるか、誤解を少なくしていくのにはどうしたらいいかを、テキストや討論を通して学んでいきたい。最近話題になっている「アジア英語」(Asian Englishes)にも言及していきたい。
<到達目標>
外国語(特に英語)を通しての外国文化・社会の理解だけではなく、「日本語」「日本文化」、そして「日本人」の思考パターンや行動様式についても言及していきたい、そしてより深い「異文化理解」「文化交流」の仕方またあり方を、考察できたるようになったらよいと思う。異文化や異社会の理解においては、まず人間が、また民族が常に介入してきていることを心得ていてほしい。ステレオタイプにならないアイデンティティ追求をしていきたい。
<授業の方法>
授業は、グループ形式での発表、それに伴う質疑応答を行い、問題の本質をより深めていきたい。テキストは日本語で書かれたもの、英語で書かれたものの2冊を併用していく。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 40  %予習して汚いようについて、十分な説明をしていく。 
2平常点/受講態度 30  %あるトピックについて、クラスの皆で考え、意見を集約していきたい。 
3発表/表現等 30  %発表は与えられたものだけではなく、自分で調べたものをも付け加えていきたい。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
テキストの予習、授業への出席はこれを必須なものとする。また各時間に与えられる発表に対する意見や感想もどんどん出していってほしい。コミュニケーションは、言葉を通したもの、非言語によるものがあるが、皆さんには言語によるコミュニケーションを、どんどんしていってほしい。授業のブレイクには英語の歌も聴いていきたい。
<テキスト>
  1. 本名信行ほか, 異文化理解とコミュニケーション 1(第2版), 三修社, ISBN:4-384-04071-7,
    (日本語の本)

  2. 本名信行ほか, 異文化理解とコミュニケーションへの道, 三修社, ISBN:4-384-33312-9,
    (英語の本)
<参考書>
  1. 授業中に適宜指示する
<授業計画の概要>
上記2冊の本を併用していく。異文化で生きてきた人々が、対面し、話し合い、交渉する時は、表面的な言葉だけでは、相手が何を言わんとしているのか、理解できないことが多い。言葉の裏にある文化・社会的な「規範」がわからないからである。このコースでは、「どうして文化間に誤解や軋轢が生じてしまうのか」「どうしたらこれらの問題を乗り越えていけるのか」これらの問題を解決する手がかりを学んでいく。特に、日本人、欧米人、アジア諸国の人々との誤解を減らしていくための手だてを学んでいく。学期の中盤からは、いろいろな事例を紹介したり、ロール・プレーイングなどをしていきたい。学期の終わりには、少しでも外国人との対面、話し合い、交渉における視野が広がっていればよいと思う。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)