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授業科目名  電気回路
時間割番号 163440
担当教員名 小川 覚美
開講学期・曜日・時限 後期・月・I 単位数 2
<対象学生>
1年次生
<授業の目的および概要>
 我々の身の回りには、テレビ、コンピュータ、携帯電話、エアコン等、様々な電化製品がある。自動車、航空機、その他の産業機器のほんども電気・電子機器によって動作している。電気は、今日、社会基盤(インフラストラクチャ)の中で必要不可欠なものとなっている。電気回路は電磁気学と並び、電気の基礎をなす学問である。講義では、電気回路理論を学び、電気・電子機器の動作原理を理解できるようになるための基礎知識を身につけることを目的とする。主に、直流回路、交流回路、過渡現象について講義を行う。
<到達目標>
電気回路理論の基礎を理解し、基本的な回路計算ができるようになることを目的とする。具体的に以下に示す。<BR>(1) 直流回路の基礎、諸定理を理解し、回路計算ができる。<BR>(2) 交流回路の基礎、解析方法を理解し、回路計算ができる。<BR>(3) 過渡現象の解析方法を理解する。
<授業の方法>
 講義主体とするが、理解度を確認するために講義の最後に演習問題に取り組み提出させる。また、課題に対するレポートの作成などを要求する場合もある。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %授業の理解度 
2試験:中間期 30  %授業の理解度 
3小テスト/レポート課題 30  %授業の理解度 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 毎回、授業内容を復習し、理解しておくこと。
<テキスト>
  1. 三浦光, ポイントで学ぶ電気回路 −直流・交流基礎編−, 昭光堂, ISBN:9784785612245
<参考書>
  1. 藤井信生, よくわかる電気回路, オーム社, ISBN:4274129888
  2. J. A. Edminister, (マグロウヒル大学演習) 電気回路, オーム社, ISBN:4274130142
<授業計画の概要>
 1.授業ガイダンス・直流回路の基礎(1)<BR> 2.直流回路の基礎(2)<BR> 3.直流回路の法則・定理(1) (分圧・分流の法則、キルヒホッフの法則)<BR> 4.直流回路の法則・定理(2) (クラーメルの公式、ブリッジ回路、線形回路)<BR> 5.直流回路の法則・定理(3) (重ね合わせの理、テブナンの定理、ノートンの定理)<BR> 6.直流回路の法則・定理(4) (Δ形-Y形結線の等価回路、特別な形の抵抗回路)、正弦波交流の表し方<BR> 7.正弦波交流の平均値・実効値、位相、交流における基本回路素子の性質<BR> 8.中間評価<BR> 9.正弦波交流と複素表示(1)(RL直列回路、RC直列回路)<BR>10.正弦波交流と複素表示(2)(複素数について、正弦波の複素数表示)<BR>11.正弦波交流と複素表示(3)(回路素子の複素数表示、交流回路における基本的な法則)、回路要素の直列接続<BR>12.回路要素の並列接続、直列共振回路<BR>13.並列共振回路、交流の電力、相互誘導回路<BR>14.過渡現象<BR>15.総合評価
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)