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授業科目名  身体運動学(運動方法学を含む。)
時間割番号 163237
担当教員名 植屋 清見
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
保健体育教育専修3年次生
<授業の目的および概要>
各種身体運動をバイオメカニクスの観点から論ずる。バイオメカニクスとは身体運動のメカニズムを生理学的、解剖学的、力学的に解明する科学である。その科学を体育指導、スポーツ指導という分野に導入するための理論、原理、実験測定法を教授する。<BR>併せて、スポーツ科学の視点からの筋収縮論、練習・トレーニング論、競技力向上の原理等も教授する。将来の学校体育の指導者やスポーツ健康指導者に資する資質を高める。
<到達目標>
1.バイオメカニクスの理解<BR>2.バイオメカニクスの体育・スポーツへの応用<BR>3.バイオメカニクスの基礎としての力学・生理学・解剖学の理解<BR>4.「うまい下手」の原理およびその指導法<BR>5.バイオメカニクスの各種実験測定法の理解
<授業の方法>
基本的には講義形式で行われるが、必要に応じた実験的、演習的な授業として行われることもある。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %総合的な知識の評価 
2小テスト/レポート課題 10  %課せられたレポートへの評価 
3平常点/受講態度 20  %減点(欠席1回につき4点)方式と受講態度 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
将来、学校体育の指導者やスポーツ健康指導者になったときの指導に活かせる「バイオメカにクス」を習得してもらいたい。バイオメカにクスとは身体運動のメカニズムを生理学的に解剖学的に、力学的に解明する科学である。その科学を如何に教育の指導の場(体育指導指)に活かすかに貪欲であって欲しい。また、後期の「身体運動学実験」の受講への意欲を喚起する科目であることの意欲を持って欲しい。
<テキスト>
  1. ISBN:4764410796,
    (金子公著「改訂スポ−ツバイオメカニックス入門』(杏林書院)他 授業中に適宜指示する。)
<参考書>
  1. 授業中に適宜指示する。
<授業計画の概要>
1 バイオメカニクス概論<その概念,その定義,その応用領域等><BR>2 バイオメカニクスを構成する生理学,解剖学,力学論,各種運動論<BR> 1)身体構造と力学的運動要因,骨格筋の力特性<運動と重心,身体部位の質量比,単  関節筋と多関節筋,アライメント,ニュートンの法則,角運動量保存の法則)<BR> 2)頭頚部の関節運動<BR> 3)上肢の関節運動<BR> 4)体幹の関節運動(脊柱と胸郭を含む)<BR> 5)骨盤と下肢の運動<BR> 6)関節運動と全身運動(力と重力,てこの原理,速度と加速度,摩擦)<BR> 7)全身運動と仕事・エネルギー(筋収縮の様態と筋力,各種動作における地面反力,  走・跳・投動作時の脚から上肢へのエネルギーの伝達機構)<BR>8-9 陸上での運動・動作各論(歩行,ジョギング,ランニング,跳躍,ボール投げ)<BR>10 水中・水泳運動(熱伝導率,水圧,浮力,抵抗力への生理学的反応,浮揚力)<BR>11-12 バイオメカニクスの活用法<どう利用するか><BR> 1)学校体育の指導<動きの動作自由度,定性的解析による体育指導等><BR> 2)競技スポーツの記録向上<P=C∫E(M)論,科学的練習法及びトレーニング<BR> 3)日常生活,リハビリテーションと人間工学,高齢社会における福祉<BR>13 体育・スポーツにおける技術・技能論<技術と技能,技術の技能化等><BR>14 実験・測定法<VTR撮影,Force-Plate,コンピューター解析等:身体運動学実験へ <BR> の発展として行われる><BR>15 試験
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)