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授業科目名  位置と距離の数学
時間割番号 162423
担当教員名 武藤 秀夫
開講学期・曜日・時限 前期・水・I 単位数 2
<対象学生>
数学教育専修、数理情報コース 2年
<授業の目的および概要>
 点と点との間の距離(近さ)は、数学の諸分野において必ず使う基本的な概念である。日常的に目に見える Euclid 空間やその部分空間,関数空間等についても距離の概念を導入し,それらの性質を学んでいく。さらにこれらから開集合、閉集合の性質を一般化して考える。これらのことを学ぶことにより、基本的な連続写像の考え方、扱い方を学ぶ。
<到達目標>
開集合、連続写像についての理解。
<授業の方法>
 主に講義による。演習や小テストを適宜行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %授業理解力,論理的思考能力,計算能力。 
2試験:中間期 40  %授業理解力,論理的思考能力,計算能力。 
3小テスト/レポート課題 20  %授業理解力,論理的思考能力,計算能力。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 数学学習のための基本的概念・道具の一つですので、必ず、受講されたい。<BR>「集合と位相」を既習(合格でなくても)でないと難しい。<BR>教科書を持たずに受ける人が多いがそれでは理解は不可能・無理。<BR>Office-hourは月・3限(K216)
<テキスト>
  1. 矢野公一, 「集合と写像空間」・講座数学の考え方8, 共立出版, ISBN:4-320-01556-8
<参考書>
  1. 適宜、指示する。資料も時に配布する。
<授業計画の概要>
1.距離関数<BR>2.点列の収束<BR>3.関数と写像の連続性<BR>4.部分空間、直積空間<BR>5.近傍、開集合、閉集合、内部、閉包、境界<BR>6.孤立点、集積点、稠密性<BR>7.まとめ(中間)<BR>8.位相<BR>9.連続性<BR>10.相対位相、直積位相、位相の強弱、誘導位相<BR>11.商位相<BR>12.コンパクト空間<BR>13.点列コンパクト性<BR>14.コンパクト性の遺伝<BR>15.まとめ
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)