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授業科目名  国語科実践史演習I
時間割番号 162044
担当教員名 岩永 正史
開講学期・曜日・時限 前期・月・I 単位数 2
<対象学生>
2〜4年生
<授業の目的および概要>
近代国語教育史を「実践」のレベルで検討する。児童文化史、国語教育制度史の中で、さまざまな実践に光を当て、その意味と課題を明確にする。国語科教育史研究の課題と現在の実践上の課題とを明確にすることをめざす。おもに明治期から昭和戦前期までを扱う。
<到達目標>
国語教育史の展望にもとづき現在のあるべき教科の姿を考えることができる国語教師。
<授業の方法>
原資料による演習
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %最終レポートに学習の成果をまとめこと。 
2平常点/受講態度 50  %ただ出席するだけでなく、テーマについて、調べ、発表すること。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「歴史に学び未来を照らす。」<BR>国語教育の仕事を歴史的に対象化する目を持った教師を育てたい。<BR>国語教育で卒論を書く者は必ず履修のこと。
<テキスト>
  1. 田近・大熊・塚田, 小学校国語科授業研究, 教育出版
<参考書>
  1. 必要に応じて紹介する。
<授業計画の概要>
1,ガイダンス<BR>2,問題の把握<BR>3,近代国語教育史の概観<BR>4,国語の成立と国語科の成立<BR>5,国定教科書成立前後と第1期国定教科書<BR>6,第2、3期国定教科書<BR>7,大正デモクラシーと教育の動向<BR>8,児童雑誌「赤い鳥」と国語教育<BR>9,作文は自由に書かせるのがよいのか? 芦田・友納論争<BR>10,なぜ通読をするのか? 垣内・石山の読解指導論<BR>11,生活綴り方運動の広がりと教育の国家統制<BR>12,第4、5期国定教科書<BR>13,経験主義国語教育の出発と挫折<BR>14,総合討論
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
資料探索の方法を学ぶことができる。<BR>国語教育の視野を広げることができる。