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授業科目名  国語学演習IID
時間割番号 162005D
担当教員名 長谷川 千秋
開講学期・曜日・時限 後期・月・II 単位数 2
<対象学生>
3・4年次
<授業の目的および概要>
テキストを忠実に読み解き、それを発表することを通して、日本語への問題意識の持ち方、問題意識を調査へと発展させる方法、調査して得られたデータを論理的に分析する方法を学び、国語学の素養を培うことを目的とする。この目的は、国語の教材研究の方法に通じていくことになる。【概要】『醒睡笑』「平家」等を国語学的に読む。『醒睡笑』は、落語の祖と仰がれる安楽庵策伝の編集した笑話である。江戸時代初期の言語と文化を考える際の好資料である。本文を注釈しながら、語彙・文法・表記・音韻などのさまざまな問題点を見いだしていきたい。
<到達目標>
1.調査して得られたデータを論理的に分析できるようになること。<BR>2.基本的な注釈の方法を知り、文脈に即した読みができるようになること。
<授業の方法>
講義と受講生の演習発表による
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 40  %期末レポートによる 
2平常点/受講態度 20  %出席点による 
3発表/表現等 40  %発表と質疑応答による 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
演習発表は、聞き手にわかりやすい口頭説明の方法を模索する場でもある。他の学生の発表を聴いて、自分の発表に生かすようにしてほしい。<BR>国語学概論、および国語学演習IDを履修していることが望ましい。
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. 安楽庵策伝著 鈴木裳三注, 醒睡笑(上)(下), 岩波文庫
  2. 鈴木裳三, 醒睡笑研究ノート, 笠間書院
<授業計画の概要>
1.江戸期の日本語と資料について1<BR>2.江戸期の日本語と資料について2<BR>3〜14 演習発表<BR>15 まとめ
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)