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授業科目名  中等数学科教育法III
時間割番号 160344
担当教員名 清野 辰彦
開講学期・曜日・時限 後期・火・III 単位数 2
<対象学生>
学校教育課程数学教育専修2・3年生
<授業の目的および概要>
考えることの教育を中等数学科として実現するために、何を大事にする必要があるのかを実感するとともに、論証の役割、体系化、定義の意味を理解する。また、文字式に関する子どもの考えを把握し、文字式指導における重要になる点を考える。
<到達目標>
・児童・生徒が数学を創造・発展させていくために重要な点を具体例の中で把握することができる。<BR>・論証の役割、体系化、定義の意味を理解することができる。<BR>・文字式指導において重要な点を指摘することができる。
<授業の方法>
具体的な課題,事例を取り上げ,学校現場の実際の授業と密着させながら進めていく。<BR>毎回調べてくる課題や考えてくる問題が課せられる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %講義内容を理解できているか 
2小テスト/レポート課題 20  %独創性、分析力、表現力 
3平常点/受講態度 40  %意欲的に取り組んでいるか 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
問題を時間をかけてとことん考えてほしい。
<テキスト>
  1. 杉山吉茂他, 数学科教育, 学文社, ISBN:4762008389
  2. 中学校学習指導要領解説:数学編, 大阪書籍, ISBN:4754800168
  3. 杉山吉茂他, 新しい数学 1・2・3, 東京書籍,
    (山梨県で使われている教科書)
<参考書>
  1. 授業の中で適宜配布する
<授業計画の概要>
1.オリエンテーション<BR>2.数学科教育の目的<BR>3.考えることの教育(1):角の二等分線<BR>4.考えることの教育(2):文字式の活用<BR>5.考えることの教育(3):簡便算<BR>6.考えることの教育(4):数列<BR>7.考えることの教育(5):正n/k角形<BR>8.論証(1):公理、定義について<BR>9.論証(2):ユークリッド原論<BR>10.論証(3):体系について、ユークリッド原論第?巻の体系化<BR>11.論証(4):「二等辺三角形の底角は等しいこと」の証明<BR>12.論証(5):証明の役割<BR>13.文字式(1):擬変数<BR>14.文字式(2):文字式に関するミスコンセプション<BR>15.総括的評価
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
(未登録)