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授業科目名  基礎科目(化学)
時間割番号 065021 A
担当教員名 岩附 正明
開講学期・曜日・時限 前期・金・V 単位数 2
<対象学生>
高校で「化学」を未履修または修学不足の学生
<授業の目的および概要>
専門教育を受講するのに支障が出ない程度の化学の知識を学習する。<BR>授業の内容は高校の教科書レベルの化学の知識で、化学の基本概念、有機化合物、化学IIの内容を中心に、化学結合、反応速度と化学平衡、物質の状態、有機化合物、生活と環境・生命の化学を扱う。理解のしやすさや大学の化学とのつながりを考え、ごく一部、現在の「高校化学」の教科書に含まれない事項についても触れることがある。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野高校の教科書レベルの化学の基礎知識を理解できる。
1) 原子の構造と元素の周期律の基本を理解できる。
2) 化学結合の仕方を理解でき、物質の典型的な性質と関係づけられる。
3) 反応速度と化学平衡を決める基本的な因子を理解できる。
4) 物質の状態を左右する主要因子を理解できる。
5) 代表的有機化合物の基本的性質や主な用途の概要を理解できる。
6) 主な衣料・材料の性質の概要を理解できる。
7) 環境とエネルギーの主な問題と対策の概要を理解できる。
8) 生体の主要構成成分や代表的な食品・薬品の主な働きの概要を理解できる。
<授業の方法>
講義中心で、プリントを用いて説明する。数回小テストを行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %授業理解力・論理的思考能力を評価するため、記述式試験を実施 
2小テスト/レポート課題 40  %小テストを数回実施し、日常的勉学努力を評価 
3平常点/受講態度 20  %2/3以上の出席は単位取得の不可欠条件、出席状況・授業中の質疑応答・受講態度を評価 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
化学は基盤的学問であるとともに、日常生活に最も密接した学問であり、その知識と考え方はこれからの授業と生活の様々な局面できっと役立つと思いますので、是非関心を持って受講してください。
<テキスト>
  1. 岩附 正明, プリント「基礎科目(化学)」
<参考書>
  1. 左巻健男, 新しい高校化学の教科書 , 講談社, ISBN:4-06-257508-6,
    (ブルーバックス)

  2. 小玉信武, 高校化学再入門, 化学同人, ISBN:4-7598-1034-X
  3. 高校教科書「化学I」、「化学II」, どの出版社でも良い
<授業計画の概要>
1 原子の構造と元素の周期律−物質を構成する単位粒子と基本成分の成り立ち<BR>2 化学結合と分子−電子が仲立ちして原子をつなぐ<BR>3 化学反応の速度と平衡とエネルギー−反応の向きと速さを決めるもの<BR>4 電離平衡−水溶液で大活躍するイオンの反応<BR>5 物質の状態変化−粒子の集まり方を左右するもの<BR>6 有機化合物(1)その特徴と基本の化合物・炭化水素<BR>7 有機化合物(2)四つ手の炭素が作る多彩な化合物<BR>8 異性体−組成だけでなく構造も大事<BR>9 衣料の化学−体を装う<BR>10 材料の化学−生活を豊かにする<BR>11 環境の化学−環境を保全する<BR>12 エネルギーの化学−エネルギーを確保する<BR>13 生命の化学−生命を育む<BR>14 食品と薬品の化学−生命を維持し守る<BR>15 評価:総括・まとめ<BR>ただし、各回の授業の区切りは、必要な説明内容の長短、小テストや質疑の時間などによって、ずれることがあります。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(A) マルチメディア情報ネットワーク技術に習熟した情報処理技術者としての基盤となる基礎的素養及び基礎的スキルを修得する。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
1) 授業の説明やプリントに不明の点がありましたら、遠慮せずどんどん質問して下さい。