授業科目名
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科学と環境3・持続可能な都市を構想する
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時間割番号
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064023
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担当教員名
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御園生 拓/大山 勲/喜多川 進/北村 眞一/金 基成/池口 仁/西山 志保
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開講学期・曜日・時限
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前期・月・II
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単位数
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2
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<対象学生>
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教育人間科学部及び工学部2年生(基幹科目)<BR>教育人間科学部及び工学部3年生以上(総合科目に振替)<BR>(基幹科目は1・2年生は選択したテーマのうちの1科目、3年生以上は1科目のみ履修可能)
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<授業の目的および概要>
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持続可能な社会を構築するための基礎として,現代文明と切り離すことのできない「都市」の姿を,工学・社会科学あるいは自然科学という様々な方向から分析し,現代都市の持つ問題点を明らかにしていく.
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No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
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1 | ◎ | 知識と視野 | 現代都市の成立から現状を知り,さらに未来を展望するための知識と視点を提供する.都市文明の本質をつかむことにより,持続可能な社会にむけた取り組みを展開することができるだろう. | 2 | | 人間性と倫理性 | 現代都市の持つ問題点を理解することにより,都市文明を担う市民としてよりよく行動することができるようになる. |
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<授業の方法>
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7名の担当者が,それぞれのテーマに従って各2回の講義を行う.<BR>最終回はまとめとして,授業担当者によるパネルディスカッションを行う.<BR>必ず学生証による出席登録を行うこと.リアクションペーパーでは出席にはならない.
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 60 % | 「持続可能な都市」の具体的なイメージが作れているか | 2 | 平常点/受講態度 | 40 % | 各講義内容がどの程度理解されたか |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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各回毎に異なったアプローチがなされ,各講師毎のリアクションペーパー・小テストが評価対象となるので,出席は必須です.授業では常に頭を柔軟に働かせることが求められます.<BR>参考図書などは授業において適宜紹介されます.<BR>詳細は適宜詳細ページ<http://www.js.yamanashi.ac.jp/~mist/Lecture/SustCity.html>参照のこと.
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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「歴史分析」(由来論):通時的視点による都市の過去・現在,さらに未来の展望.<BR>「現状分析」(である論):都市の事例を挙げて現状を分析し問題点の抽出.<BR>「都市規範論」(べき論):都市のあり方に関する理論的検討.<BR>「都市政策・技術」(できる論):現状と理想像のギャップを埋める課題の設定,その解決の手法を探り,具体的な政策へ展開する.<BR><BR>実際には以下の流れに従って,各担当者が2回の講義を行う.<BR>御園生拓(進化生物学)人間の歴史と都市の生成<BR>北村眞一(景観工学) 文明と都市の発達<BR>池口 仁(環境計画学)都市形態「空間の組織化('organ'ize)・都市の機能とその形」<BR>大山 勲(都市計画) 都市景観と都市計画<BR>喜多川進(環境経済学)都市と環境政策<BR>金 基成(環境政治学)持続可能な都市と政治<BR>西山志保(地域社会学)都市再生
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<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《電気電子システム工学科》 | A-1:人としての常識を持ち,人の社会性を認識する
人間形成科目部門を通じて自分を取り巻く環境の中で円滑かつ持続的に活動を続けるための常識を身につけるとともに,テーマ別教養科目部門の内,「文化系」「社会系」「国際交流系」の科目を通じて歴史や様々な文化,社会の仕組みを理解し,社会人としての良識と倫理,多様な価値観を理解する広い視野を備える | | 《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 | (C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。 | ◎ | 《土木環境工学科》 | A.技術者の責務の自覚
土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。 | ○ |
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[学生による授業評価アンケートに関する記述] |
担当者による視点の違いにも注目してほしい.与えられるものを超える何かをつかむ努力は必要. |